内容説明
「そうや、料理屋や、料理屋やったらええやんか。き・め・た」。病気の母親を抱えた一人の若者が、生活のために料理屋を開くことを決意した。資金も経験もない素人の悪戦苦闘が始まる。包丁の握り方、メニューの考案、魚のおろし方、いいネタの仕入れ方…。熱意と友人の助力を武器に、次々と起こる難題を乗り越えてゆく著者が、成功するまでを描いた自伝的ノンフィクション。
目次
1 そうだ、料理屋をやろう
2 はじめて包丁をにぎった
3 店にヨメハンがきた
4 錦市場では、まず「ヘギ板」を買った
5 お客が来ない
6 金か、自由か?
7 うまいものに国境はない
8 フグの免許を取る
9 老舗にグッドバイ
11 厨房、4つの近代化
11 食器も自分で作りたい
12 梁山泊の1日