内容説明
梶山季之は生前、自分が死んだ時の通夜の情景を書いた。山口瞳は奥で酒を飲んでいることになっている。だから私は、仕方がない、奥に坐って飲んでいた。自分が作り出した週刊誌時代に生き、そのために死んでいった梶山。なんというバカな男であったか、そしてそれをはるかにうわまわって、なんという愛すべき男であったか。二度と巡り会うことのできぬ“心友”に捧げる51編。
目次
社内旅行
魚河岸の賑わい
雪の降る日
初場所千秋楽
春の雨
雲南四川踏査記
英雄の死
還らざる春
梶山季之の経緯
メキシコの梶山季之
ある町のホテルで
文学論
三公社五現業
山毛欅の木




