新潮文庫<br> 憎悪の依頼 (改版)

個数:
電子版価格
¥572
  • 電子版あり

新潮文庫
憎悪の依頼 (改版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月22日 23時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101109510
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

私の殺人犯罪の原因は、川倉甚太郎との金銭貸借ということになっている。―金銭のもつれから友人を殺害した男が刑の確定後に、秘められた動機を語る表題作。女性が失踪し、カメラだけが北海道でみつかった。死体は発見されず、容疑者の新進画家には堅牢なアリバイがある。巧みなトリックを生かした『すずらん』など、多彩な魅力溢れる全10編を収録した傑作短編集。

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

68
人間の殺人動機には様々ある。「カネ」のために侵す殺人もー持ち金・財産を奪取、保険金狙い、愛欲、復讐…その他「出世」のためと…。今作の10篇は、どれも描かれて半世紀も経ているので、現在ではありえない部分もあるが、人間の「心理」は時代に左右されない。【表題作】清張の描く大人のミステリー恋愛小説?。オトコの純粋で一途な気持は分らぬはないが、このオトコの不甲斐なさは…少々理解できずだ。【女囚】男性の囚人の話は、吉村昭ら他で読んだが、女囚は珍しく面白く読んだ。とにかく清張小説は、緻密でハズレなしで面白いです。2025/04/25

こばまり

54
私的清張祭を開催。目当ては「絵はがきの少女」であったが、舞台も設定もさまざまでいずれも楽しめた。「壁の青草」はまさかのBLである。10編中2編に山梨が登場。2019/07/25

竹園和明

45
傑出した短編作10編が並ぶ。表題作は惚れた女を落とそうと必死になる線の細い気弱な男が、弄ばれている事に気付き第三者に復讐行為を依頼。しかしその男への感情が嫉妬となり、果ては憎悪に変化していく姿を描く。「女囚」は母親を助ける為に酒浸りで家庭の破壊者たる父親を殺害し刑に服する女を通し、正義の意味を問う。著者の代表作「点と線」を彷彿とさせる「すずらん」。巧妙なアリバイ作りが推理小説の王道。懐かしい質感が逆に新鮮だった。夢と現実の落差が主人公を打ちのめす「絵はがきの少女」「大臣の恋」など、多彩な色合いの短編集だ。2024/06/01

佐島楓

31
全十篇の短編集。「絵はがきの少女」「大臣の恋」は清張作品では珍しいくらいロマンチック。もちろんミステリなのできちんとオチもつく。「金環食」は終戦直後に起きた話のようだが、実際にこういったことがあったのだろうか。起こっていたとしても不思議ではない。人間心理、貧困といった問題に対し、とても優れた作品集。2014/02/23

きょちょ

28
短編10作。 表題作は、こんなに親しくなっているのに何もさせてくれない女性なんて、私ならさっさとわかれているけど、話としては面白い。「すずらん」は、清張らしいアリバイの話。「絵はがきの少女」は、ロマンチックだが物悲しい話。 特に面白かったのはこの3つかな。 「大臣の恋」も、ロマンチックだが結末残念。流行作家の清張が1つのアイデアで締め切りに追われさくっと書いたようにも思われる。 「壁の青草」は、刑務所の中の同性愛の話で、私は全く受け付けないが、清張としては異色作。 ★★★2022/07/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/559310
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品