内容説明
公式確認六〇年。語り継ぐ水俣。
目次
1部 生い立ち、そして独立(出生から中学卒業まで;漁業の中止と闘病 ほか)
2部 水俣病認定への闘い(政府解決策から外され認定申請へ;行政不服審査請求の道のり ほか)
3部 水俣病とつきあって生きる(建具仕事と自覚症状;猫実験を思い出す ほか)
4部 海のこと、人々のこと(海のこと;川本輝夫さんのこと ほか)
著者等紹介
緒方正実[オガタマサミ]
1957(昭和32)年、熊本県葦北郡の漁村で網元の家に生まれる。幼少時に祖父が劇症型の水俣病で死亡。本人も毛髪水銀二二六ppmという汚染が確認されている。中学卒業後、漁業に従事したがのち建具師として独立。病苦と向き合いながら自らの水俣病を問い続け、一一年の闘いを経て2007(平成19)年3月15日、行政不服審査請求で棄却処分の差し戻し裁決と水俣病認定を得る。現在、水俣市立水俣病資料館の「語り部の会」会長、ほっとはうす代表理事、水俣病センター相思社理事、本願の会会員
阿部浩[アベコウ]
1957年生まれ。茨城・水俣病を告発する会
久保田好生[クボタヨシオ]
1951年生まれ。東京・水俣病を告発する会
高倉史朗[タカクラシロウ]
1951年生まれ。ガイアみなまた/緒方正実さん行政不服審査請求代理人
牧野喜好[マキノキヨシ]
1956年生まれ。チッソ水俣病事件から命の尊さを学ぶ会/緒方正実さん行政不服審査請求代理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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