新潮文庫<br> 水の肌 (改版)

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新潮文庫
水の肌 (改版)

  • 松本清張
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101109480
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

平凡な日常に潜む、黒い転機!! 周到な合理主義のエリート会社員はなぜ転落したのか。傑作短編5編。

妻の実家の金で留学した男が旅先で資産家の娘と知りあい、妻の前から蒸発する。妻に落度があれば離婚は成立する。私立探偵を雇い、秘かに動向を監視し続けるが、その妻が知らぬ間に、軽蔑していたかつての同僚と再婚していたのを知った時男の心に理不尽な怒りが湧く。表題作をはじめ計りがたい人間の愛憎と欲望をテーマに、現代社会の不確実な内面を抉る推理小説集。全5編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

76
この短篇は、5篇の品揃えが違っていてとても面白かった。清張の初期の作品には、大ヒットした後期のような派手さはないが、今作のような面白い小説がまだまだありそうです。【表題作】は、出世欲だけに意欲満々の主人公・笠井平太郎には共感できないが、小説としてはその堅物な男が、マジに女性を口説くのだから…面白いです。そのほか【指】はタイトルの意味が後半の10頁あたりで明かされます。【小説 三億円事件】忘れかけている史上最大の現金強奪事件を、清張が鮮やかに甦らせてくれます。これは再読したくなる1冊です。2025/07/16

藤月はな(灯れ松明の火)

73
自分可愛さの余りに罪を犯す人々を見つめる短編集。表題作は笠井の(誰もが持ち得る)身勝手さに呆れながらも冷や汗を掻かされました。だからこそ、自分を過信しすぎて曲げず、時機を見る眼も辛抱も持たなかった男がした事のみみっちさ、それ故の露呈は滑稽さが際立つのだ。最も隆吉氏を待ち侘びていた房子さんや新婚だった隆吉氏にとっては不憫としか言えない。「小説 三億事件」は体裁が異色で首を捻りました。しかし、書き手が何故、この事件を念入りに調べたのかが分かるラストに唸るしかなかった。盲点はこんな所にもあるのか!2022/07/17

キムチ

53
清張の本領と言えそうな短編五作。もっとも三億円事件分析は延々と心理、状況分析が続き好みじゃなく流し読み。擬視…異例的解明をした結末。昔、被害者が絶命寸前に見た画像から解明したのを読んだ記憶が甦った。残り三作を含め、現代犯罪の解明に心理分析が重きをなして来たのに合点。これらは小説だから設定がやや作り物臭有るのは否めぬにしても、人の業の根底を覗き視るうそ寒さを覚えた。表題はもりむら作品に似た感覚。エリートの合理的心性を弄ぶ筆者の皮肉視線を感じた。2015/11/04

みっぴー

52
清張の短篇は初めてです。やっぱり長篇の方が好きだな…と感じました。しっかりと殺人事件が起こる推理ものの短篇集ですが、どの作品も淡白で、のめり込むような作品に出会うことは出来ませんでした。一作目『指』パパ公認の、女の愛人という設定に清張の新たな一面を発見。『水の肌』表題作ですが、あまり印象に残らず。一番良かったのが『留守宅の事件』この盲点トリックは好きですね~『三億円事件』『疑視』は、ふーん…といった感じでした。他の短篇集はどんな感じなのでしょうか?清張短篇祭り、いつか実行したいです。2016/09/29

KEI

37
表題作を含む5編の短編。人間の欲・嫉妬・妄想が生み出す殺人事件の数々は内容が濃く面白い。アメリカ保険会社のレポートの形で謎を解く「小説 三億円事件」。捜査員の思い込み、上からの圧力で今も迷宮入りしているが、 松本氏が捜査本部に居たら、また結果が違っていたのかも知れない。 「水の肌」は主人公の身勝手さでこんな犯罪を起こすのか?と共感出来なかった。初期の清張さんの作品も読み応えがあった。2025/10/11

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