新潮文庫<br> きまぐれフレンドシップ〈PART2〉

新潮文庫
きまぐれフレンドシップ〈PART2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101098425
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本漫画史における巨人・手塚治虫、著者と同世代、同じ山の手育ちの北杜夫、多才ぶりを誇る畑正憲、旧友の令嬢である新井素子、福島正実・広瀬正・田中光二・かんべむさしらの気鋭のSF作家たち。ショートショートの名手と謳われる著者が、該博な知識と幅広い交友をもとに、様々な才能と素晴らしい作品の数々について語る星ファン必読のエッセイ。

目次

手塚治虫―独自な世界
フレドリック・ブラウン―独自の宇宙
和田誠―彼との縁
高斎正―飛行船への夢
山川方夫―抑制がきいた余韻
福島正実―シャープなジョーク
川端康成―「心中」に魅入られて
アルフレッド・ヒッチコック―「北北西に進路をとれ」など
ジョン・ウインダム―イギリス的な作風
伊藤勇輔―追憶の記
北杜夫―同世代、同じ山の手生まれ
広瀬正―タイムマシンにまともに取り組む
司馬遼太郎―『峠』について
大伴昌司―追憶
池波正太郎―男の理想的な人生
畑正憲―人間わざとは思えない
山本有三―『米百俵』について
イーデス・ハンソン―新鮮で多様な笑い
杉山龍丸―砂漠に取り組む人
山藤章二―山藤さんの真価
新井素子―ユニークな出現
藤井旭―私設天文台
秋竜山―ショックのあとに笑いが…
ハーバー一族―ふしぎな縁
梶尾真治―SFと育った作者
田中武次郎―長いつきあい
シラノ・ド・ベルジュラック―架空対談
かんべむさし―活字で笑わせる名人
田中光二―熱気を秘めた才能
田中靖夫―個性の強いブラック・ユーモア
森田拳次―抜郡のヒトコマ物
西丸震哉―原始社会を身近に
横田順弥―『天使の惑星』
谷沢永一―『「正義の味方」の嘘八百』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわ

41
勝手に星さん再読祭り第46弾&第47弾は少年時代から現在までに出会った人々とその作品を語るエッセイ集で、作品集の解説などで書かれたものも多く、複数の文章がある方もいらして興味深いです。Part2では気鋭のSF作家たちが多く登場。あの手塚治虫氏とも交流があったなんて驚きです。追悼文が心に染みます。もうひとりの挿絵家・和田誠さんはこちらで登場。新井素子さんの文などは(女史の本の方で)何度も読んでいますが、こちらでまとめて読みと新鮮な感じ。星さんの幅広い交友と旺盛な好奇心に感心です。2015/12/15

KAZOO

29
エッセイです。様々な友人や作者の本を紹介してくれています。その人物との関連なども書かれていて読んでいて星さんの人物像もよくわかってきます。架空対談なども収めてくれたりして楽しませてくれます。結構読みたい本がまた増えました。2015/01/21

kei-zu

20
著者による文庫解説や人物評を集めた2冊目。手塚治虫や畑正憲などへの同時代的な記述も楽しいが、シラノ・ド・ベルジュラックとの架空対談のような変化球も。特に興味深かったのは、インドの緑化に活躍した杉山龍丸に関する記述。ググってみたら、その功績への評価は大きいことに驚く。ご本人と著者それぞれの親の代から交流があったというから、おもしろい。2023/09/04

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

9
「勝手に星新一読み直し祭」第42弾。平成 1年 4月25日 初版  読むセットであった。。。大先生が書いた解説等を集めた本である。手塚治虫などビッグネームの解説をしている。とここでこの本を読んでいつも迷うのだが、このあとがきの原本をそろえようかどうしようかである。でも入手しづらいので今のところ立ち止まっている。 2017/01/24

夕波

5
エッセイ集。星新一氏の交友録や、交友のあったSF作家の著作に寄せた解説文などが収録されている。ムツゴロウさんのエピソードが印象的。2018/09/06

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