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適当に購入した物本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンイチミズバ
89
何か物の怪に惑わされる人間。因果応報を思わせる伝承は戒めとしてそこにあった。正しい行いが報われることも。そして不思議な不可解な出来事もそういうこともあるものだと思わせる。昔の日本人が自然界に対して謙虚で万物を小さな虫にまで敬いがあり、無下にしてはならないという教えがあった。今の私達からすっかり失われている大切なものを教えられた。経済のピラミッドの頂点に座ることしか教えない教育で育ってきた私達は昔の日本人よりむしろバカなのかも知れない。眠りにつく前にこれを読んでいたせいでしょうか、おかしな夢を見てしまった。2025/11/10
夜長月🌙
72
小泉八雲といえば「怪談」が有名ですが、今回初めて、日本の伝承文学を集めて世界に広めたことを知りました。怪談に限らず言い伝えや昔話を海外の雑誌に載せました。そのため文中の単位はインチやマイルなどが用いられています。後半には日本への想いもまとめられていて西洋と異なる日本の美意識に傾倒していたことがわかります。2025/10/14
藤月はな(灯れ松明の火)
67
NHKでの「百物語」で語られた作品も有り。「衝立の乙女」は小泉八雲のルーツでもあるギリシャの『ピグマリオンの乙女』みたいで小泉八雲が実際、日本で聞いた話か、ギリシャのを換骨奪胎したのか分からない位、似ています。「雉の話」は息子の言動にぞっとするな・・・。そして「日本人の微笑」は日本人として帰化したラフカディオ・ハーンから見た日本人像が大変、興味深いです。2014/10/06
活字の旅遊人
66
大きく分けて、前半が化け物・霊絡みの昔話。後半が著者の日本・日本人論。近頃何だか読メ周りが怪談流行りのようで、その勢いに乗り、ついに積読解消。有り難うございます。前半は「耳なし芳一」「雪おんな」などお馴染みの話もあったが、面白く読めた。それで日本人の好きな(いや、これらを選んだのはこの外人だが)来世で結ばれましょう的な話、死体と付き合う話などのパターンが見えてくる。後半の小論は、江戸から明治の時代の変化を捉えつつも、やはり今もそう変わらないよね、と思えるような内容だった。鋭い感性と分析力を持った人なのだ。2021/07/05
優希
52
面白かったです。美しい日本を偲び、描き出した幽玄なる怪談の数々に魅せられました。日本について八雲の感じたことを紡いだエッセイも興味深かったです。八雲は古く、美しく、霊的なものを求め続けたのですね。来日後、帰化して日本でその生涯を閉じるまで情緒豊かな筆で日本について紹介していった。その姿は日本人以上に日本人だったと思わずにはいられません。2026/01/24
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