出版社内容情報
お金の物差しで見極めれば世界の仕組みが見えてくる。「そろばん勘定クラブ」に入った中学生の隼人と乙女に、クセの強い謎の顧問は次々に難問を投げかける。お金を手に入れる6つの方法とは? 正しい借金の仕方は? 世界を豊かにする働き方とは? 投資は何の役に立つの? 低金利の真犯人は? 貧富の格差はなぜ広がる? 3人の対話を通してお金の生きた知識が身につく、青春経済小説!
内容説明
お金の物差しで見極めれば世界の仕組みが見えてくる。「そろばん勘定クラブ」に入った中学生の隼人と乙女に、クセの強い謎の顧問は次々に難問を投げかける。お金を手に入れる6つの方法とは?正しい借金の仕方は?世界を豊かにする働き方とは?投資は何の役に立つの?低金利の真犯人は?貧富の格差はなぜ広がる?3人の対話を通してお金の生きた知識が身につく、青春経済小説!
著者等紹介
高井浩章[タカイヒロアキ]
1972(昭和47)年、愛知県生れ。名古屋大学卒。’95(平成7)年に日本経済新聞社に入社。2016年から2年、英ロンドンに駐在。’20(令和2)年から編集委員。YouTubeの動画解説のほか、「日経ニュースプラス9」(BSテレ東)にキャスターとして出演。’23年の退社後は経済コラムニストとして活躍し、YouTube、note等で経済や教育論など幅広い情報を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
13
金融というものを少年向けに書きたかったのだろうが、子供が先生の元に来てQ&Aで書けばいいものを、サイドストーリーを絡めて小説にしたからなおさら、間延びしてつまらない。さらにパチンコ屋や高利貸しは収奪してるとか、私もギャンブルやパチンコなど好きではないが、今現にある商売に何の権利があって貴賤を付けるのか、あるいは売春婦を商売に入れながら、解答がない。少年ものに入れる必要があるのか。解答しないなら、書く必要はない。意見に妙なバイアスがかかっていて不愉快になる。2024/06/07
しょうご
10
文庫化を機に再読をしました。今の世の中で生きていくうえでお金の問題は避けられません。正しい知識を持つことが仕組みを理解することにつながると感じました。2024/04/20
タカボー
8
学校の放課後クラブで中学生の男女2人に先生が教える設定。子供向けではあるが、お話として普通に面白い。雇用とか、必要悪とか社会の事も書いていて、子供なりに葛藤するのが良い。必要"悪"って書き方が少し引っ掛かるけど。必要とする人がいるからその商売は存続しているんだし、そこに貴賤の差は無くて胸を張ればいいし、子供にそれをちゃんと説明してほしかった。大人にとってはためになるというより、子供に何を教えていくべきなのか考えるような本だと思う。2024/05/25
中嶋YN
6
お金と経済の基本が学べる軽いタッチの小説風ビジネス書。本書の主題は、「お金とは何か」である。その本質を探るため<お金を手に入れる方法>が6つ紹介される。「かせぐ」「ぬすむ」「もらう」「かりる」「ふやす」とあとひとつ。読者は自然と、最後に明かされる6つ目の方法を予想しながら本書を読み進めることになる。「リーマンショック」、「r>g(byピケティ)」、「信用創造」等、経済の知識も優しく解説してくれる読みやすい一冊だ。2025/09/23
nov
6
24.3/23に日経BizPodcastカンファレンスに参加した際、著者が出演されお話しされていたので、購入し読んでみました。割と爽やかに話が進むため、退屈ではありませんが、推理小説のように前のめりになるような本でもありません。 世の中、どのような仕組みで回っているのかな?を分かりやすく解説されていて、為になったなぁ、と言う読了感。 自分のようなおっさんが読んでも読めますが、若い人の方が社会を知れると言うところでお勧めですね。 ただ人物像の深掘りとかないので何処かさっぱりしすぎ?2024/04/28