新潮文庫<br> 山は輝いていた―登る表現者たち十三人の断章

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新潮文庫
山は輝いていた―登る表現者たち十三人の断章

  • 神長 幹雄【編】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2023/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101046112
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0126

出版社内容情報

山に登ることとは、何かを表現すること――。田中澄江は高尾の花に亡き父を重ね、串田孫一は闇夜の谷で思索に遊ぶ。深田久弥が死の間際に見せた無念の光景、8000メートルの頂を望み続けた長谷川恒男の熱情、山野井泰史の生還を支えた不屈……。静かな山旅から、命を削る凍てついたヒマラヤの氷壁まで、「山と溪谷」元編集長が登山史に刻まれる名文を厳選して探る、それでも人が山に登る理由。

内容説明

山に登ることとは、何かを表現すること―。田中澄江は高尾の花に亡き父を重ね、串田孫一は闇夜の谷で思索に遊ぶ。深田久弥が死の際に見た早春の峰の光景、8000メートルの頂を望み続けた長谷川恒男の熱情、山野井泰史の生還を支えた不屈…。静かな山旅から、命を削る凍てついたヒマラヤの氷壁まで、「山と溪谷」元編集長が登山史に刻まれる名文を厳選して探る、それでも人が山に登る理由。

目次

第1章 山の薫りを訪ねて(高尾山・フクジュソウ(田中澄江)
御嶽山 この世から遠く離れて(立松和平))
第2章 山の懐に抱かれて(或る単独行者の独白(田淵行男)
島々谷の夜(串田孫一) ほか)
第3章 山に思い募らせて―深田久弥外伝(日本百名山(近藤信行)
深田久弥氏のこと(藤島敏男))
第4章 山の険しさに挑む(グレポン(近藤等)
岩と氷と寒気との闘い(小西政継) ほか)
第5章 山の魔力に憑かれて(Mr.ハクパ・リタ・シェルパ(加藤慶信)
遺稿(中嶋正宏) ほか)

著者等紹介

神長幹雄[カミナガミキオ]
1950(昭和25)年、東京生れ。信州大学卒。大学在学中に休学し、2年弱、アメリカに滞在。’75年、山と溪谷社に入社し、「山と溪谷」編集長、出版部長などを歴任。山岳雑誌、山岳書を編集するかたわら、多くの登山家と親交を結ぶ。海外取材の経験も豊富で、個人的にも60カ国以上を旅する。2023(令和5)年、共著『日本人とエベレスト 植村直己から栗城史多まで』で、第12回「梅棹忠夫・山と探検文学賞」を受賞。日本山岳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shoji

33
13名のクライマーが綴った随筆のアンソロジーです。高尾山で咲く花、御嶽山と御嶽信仰の想い、百名山への想い、チョモランマでの生と死からの生還など、山好きを惹きつけるお話ばかりが凝縮されています。皆それぞれ、確固たる信念を持って山をやっているようだ。哲学的でストイックだ。それに比べ私なんぞ、いかにズルして登るか、下山メシは何を食べようか、そんなことの繰り返しだ。何のポリシーもありゃしない。あーあっと。2023/09/20

雲をみるひと

24
作家の山をテーマにしたエッセイから登山家の日記まで山に関する作品を集めたオムニバス作品。山で亡くなった日本百名山の深田久彌氏の死に関する作品など興味深い作品もあったが後半に収録されている登山家の文章は登山経験者にしかわからない世界が書かれているように感じた。2024/01/10

Nao Funasoko

24
自身の山の経験はおよそ日帰りハイキングレベルなのだが、登山関連書籍は昔から好物で初めて読んだのは「青春を山に賭けて」だったか。確か中学生の頃だったと記憶する。 本書は『山と渓谷』元編集長が選ぶ登山家による文章が集められたアンソロジー。高尾山、御嶽山といった我にも馴染み深い山から8000M級の極限の世界まで、13人の登山家によって山の魅力が多角的に語られる。後半に進むにつれ胸が苦しくなるような世界。心憎い編集だ。 2023/08/03

hitotak

9
13人の登山家たちの書いたエッセイ・アンソロジー。高山植物や山歩きを書いた作品からはじまり、後に遭難死したクライマーたちが、過酷な海外の岩壁を登り、そこで体験した生と死の極限状態を書いた作品など、様々な登山にまつわる文章が掲載されている。寒さに震えて凍傷を負い、仲間を亡くし、一晩中何度も襲う雪崩を体に受けるという壮絶さと、それでも登り続ける登山家たちを、ただ尊敬するばかりだ。山に登ることは思考が深まり、自己を見つめることにつながるためか、登山家とは名文家でもあるということを認識できる一冊だ。2023/10/01

8
登山家たちのエッセイ集。登山中の心情や登る理由など、自分の場合と重ね合わせたりこれまでを振り返ったりしながら読みました。SNSや動画配信や写真など、山行の記録ツールは色々あるけれど、文章ってやっぱり良いなぁ。自分もちょっと書いてみたくなりました。山野井氏の「垂直の記憶」はヒマラヤでの、想像を絶するギリギリの記録。とんでもなかった。2023/11/24

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