内容説明
ある日、宇宙から降ってきた“星虫”。額につけた人たちの感覚を増大させ、神の贈り物とさえ呼ばれた“星虫”も、巨大化し不気味に成長するにつれ、人々から拒絶されるようになっていった。宇宙飛行士を夢みる友美、学校で居眠りばかりしている広樹。友美と広樹が最後の“星虫”所持者になったとき、二人の全世界を巻き込んだ冒険が始まった…。第1回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
11
既読済みです。この作品が発表されたとき、ちょっと嫉妬しました。(^-^;良い作品です。
ローリー
11
正確には何度目かの再読?です。初めて読んで20周年なので、本の中の日にちに合わせて一週間かけて読み直しました。ソノラマからも二冊出てますが、やはり原点のこちらを読みました。今思えば、あらも見えてしまうのですが、私はこの本で読書の面白さに目覚めたと言っても過言ではありません。ジュブナイルのすべてがここにあると言ってもいい素晴らしい作品です。子供の頃にこれを読めた私は幸せだと断言できます。2010/09/08
ふみ
8
夢は見るものじゃない、叶えるものだ。強い意思とそれに見合う努力があれば、それは本当に実現するものなのかもしれない。・・・・っと、青春バリバリのテイストなんですが、なんせタイトル通り「虫」が出てくるお話なんですよ。風の谷のナウシカ宇宙版っていうと、手に取ってくれる方がいるかな??2013/07/27
つむじ
6
ある日、宇宙から降ってきた「星虫」が、世界中の人々の額にくっついた。くっつかれた人は、視力等の感覚が増大され神からの贈り物と呼ばれたが、巨大化し不気味に成長するにつれ拒絶され、ついには、秘かに宇宙飛行士を目指す、高校1年生の友美とクラスメイトの「寝太郎」だけとなり・・・。「星虫」に翻弄される世界を描く7日間の物語。ラスト近くでハラハラさせられたが、ハッピーエンドで終わってホッとした。20年前の本だけど全然大丈夫2012/01/21
なつき
4
原点。これを本屋で選んだ自分を褒めてあげたい。何度読んでも妙に好き。