新潮文庫<br> 銀花の蔵

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新潮文庫
銀花の蔵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101043517
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

私は、この?油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある?油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。

内容説明

私は、この醤油蔵の当主になる!大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醤油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに―。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。

著者等紹介

遠田潤子[トオダジュンコ]
1966(昭和41)年、大阪生れ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009(平成21)年『月桃夜』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

191
正に雲外蒼天、至極の読後感はまるで高田郁作品を読んだ時のような余韻を齎す。150年続く醤油蔵を継ぐ主人公銀花の生涯を描く物語は蔵の改装工事の際、子供の白骨が見つかるところから始まる。発見したのは主人公銀花。物語は銀花の子供時代へ遡る。絵を描くことが好きな父、料理上手な母、当主としての厳しさを発揮する祖母、友達との関係の中で、銀花の思いやりは『重い槍』へと歪んでいく。意図しない歪が呼ぶ絶望、でも銀花は諦めない。希望を諦めない。やがて訪れる結末。家族とは何か、幸せとは何か。きっと貴方も銀花を好きになる‼️🙇2024/04/22

相田うえお

86
★★★★☆23046【銀花の蔵 (遠田 潤子さん)】大抵の人は醤油っていうと量産品をスーパーで買うことが多いと思うんですが、手造りの醤油っていうのは味わいが違うんでしょうね。本作品は、醤油蔵を主な舞台とし1968年の夏から2018年の春にも及ぶ壮大なスケールの話です。とにかく色々な出来事があって目を離す暇がないんです。因果応報,座敷童,家業,夾竹桃などがキーワードでしょうか。遠田さん作品を読む度に間違いなし!って言ってるんですけど(マジで今までハズレなし!)これもほんと素晴らしかったです!おすすめです!2023/07/03

真理そら

48
橿原の歴史ある醬油醸造業一家の物語。序章で銀花が登場するので、1970年の万博の頃からの銀花の報われない状況をきちんと読むことができた。戦後間もないころの大阪の街での銀花の両親の出会いの美しさが好きだ。登場人物のすべてが秘密や勘違いで苦しんでいるし、どの人物も現実生活の中ではお近づきになりたくないタイプだが基本的に前向きなので暗い気分にならずに読み進むことができる。2025/05/19

エドワード

39
1968年。10歳の山尾銀花は、父・尚孝が実家の造り醤油蔵・雀醤油を継ぐため、母と3人で奈良県橿原へ里帰りする。雀醤油では、尚孝の母・多鶴子と杜氏の大原が醤油を造り、銀河の1歳上の尚孝の妹・桜子が暮らしていた。圧倒的な熱量で語られる、半世紀にわたる濃厚な愛憎劇。「山尾家の当主にしか見えない座敷童」とは何者か?座敷童を見たのは、絵描きになりたい尚孝ではなく銀花だった。気丈な銀花は、気難しい多鶴子から醤油造りを習得していく。家族の秘密が暴露されても、家族の絆は続く。それぞれの持つ複雑な内面の描写が見事だ。2023/02/25

Shoji

36
奈良の橿原で代々続く醤油蔵の当主とその家族の物語。血の繋がりより濃いものとは何か、罪を背負った人間の辛さとはいかなるものか、家とは何か、家族とは何か、考えさせられる作品でした。この作者、波乱万丈の人生を描かせたら天下一品ですね。面白かったです。2024/01/10

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