出版社内容情報
ご一新から五年。花見客で賑わう上野の山に、かつて南町奉行を務め、「妖怪」と庶民から嫌われた 鳥居耀蔵の姿があった。失脚し、 二十三年の幽閉の末に耀蔵が目にしたのは 変わり果てた江戸の姿。明治を、「東京」を恨み、孤独の裡に置き去られていた男の人生は、金春座の若役者・滝井豊太郎と出会ったことで動き始める。時代の流れに翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く感涙の時代小説。
内容説明
ご一新から五年。花見客で賑わう上野の山に、かつて南町奉行を務め、「妖怪」と庶民から嫌われた鳥居耀蔵の姿があった。失脚し、二十三年の幽閉の末に耀蔵が目にしたのは変わり果てた江戸の姿。明治を、「東京」を恨み、孤独の裡に置き去られていた男の人生は、金春座の若役者・滝井豊太郎と出会ったことで動き始める。時代の流れに翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く感涙の時代小説。
著者等紹介
澤田瞳子[サワダトウコ]
1977(昭和52)年、京都生れ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。奈良仏教史を専門に研究したのち、2010(平成22)年に『孤鷹の天』でデビュー、中山義秀文学賞を受賞。’13年『満つる月の如し仏師・定朝』で新田次郎文学賞、’16年『若冲』で親鸞賞、’20(令和2)年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、’21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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