新潮文庫
黄色いマンション 黒い猫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101034218
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

原宿の黄色いマンションに住んでいたことがある。アイドルとして忙しかった私の青春は、原宿と共にあった。私にだって普通の日常があったのだ――家族のこと、秘密の恋、猫との日々、生と死……。変わり続ける街並みを見つめ、過去、現在、未来、さまざまな時間を行き来しながら大切な記憶を綴ったエッセイ。文庫化にあたり、「和田さんの今日子ちゃん」他1編を追加。講談社エッセイ賞受賞。

内容説明

原宿の黄色いマンションに住んでいたことがある。アイドルとして忙しかった私の青春は、原宿と共にあった。私にだって普通の日常があったのだ―家族のこと、秘密の恋、猫との日々、生と死…。変わり続ける街並みを見つめ、過去、現在、未来、さまざまな時間を行き来しながら大切な記憶を綴ったエッセイ。文庫化にあたり、「和田さんの今日子ちゃん」他1編を追加。講談社エッセイ賞受賞。

目次

黄色いマンション 黒い猫
スクーターズとチープ・トリック
リッチくんのバレンタイン
嵐の日も彼とならば
真剣に親権問題
ユミさんのお母ちゃん
夕暮れの保健室
彼女はどうだったんだろう?
原宿キッス
天使に会ったのだ
チャリン、チャリン、チャリン
海辺の町にて
ラブレター フロム
愛だの 恋だの
ただの思い出
飛行機の音 ラジカセの音
母と娘の喫茶店
あの男
懐古と感謝
彼女からの電話
ミカちゃん、ピテカン、そして…
あたしのロリポップ
雨の日の246
お化け怖い!
アキと春子と私の青春
渋滞~そして人生考
ジョーゼットのワンピース
花や 庭や
団地のヌノタくん
ナンパの季節
四月某日の手記
続、生い立ちの記
逃避行、そして半世紀
和田さんの今日子ちゃん

著者等紹介

小泉今日子[コイズミキョウコ]
1966(昭和41)年、神奈川県厚木市生れ。’82年「私の16才」で歌手デビュー。「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。また、俳優としてドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。2015(平成27)年より代表を務める株式会社明後日では、プロデューサーとして舞台制作などを手掛ける。’05年から10年間、読売新聞で読書委員を務めるなど執筆の仕事も多く、エッセイ集『黄色いマンション 黒い猫』で’17年講談社エッセイ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

80
アイドルとしては、事務所の方針だけでなく、自分自身でプロデュースできる能力があった方だけに、面白いエッセイだと思いました。ご家族や親友の死について語られていますが、すべてが彼女自身の中でしっかりと受け止めていることが伝わってきました。和田誠さんへのエッセイが素敵だと思います。2022/02/19

おうち時間

49
ドラマ「団地のふたり」が終わってしまい、ちょっとロスな気分の時にキョンキョンのエッセイを見つけて読みました。厚木で育った中学生までの時代とデビューして原宿で過ごした青春時代。そして離婚して1人になった頃から現在までを飾ることなくお話されている所が好感持てます。家族の事、飼い猫の事、芸能界の事。悲しいお話も多かったけど一番辛かったのは飼い猫の小雨ちゃんのお話。どんだけ泣いたのだろうと想像したらもらい泣きしそうになりました。ちょっとキョンキョンの素顔を見れた気がします。これからも色々な役柄を見せて欲しいです。2024/11/29

雲をみるひと

38
小泉今日子のエッセイ集。芸能人本とは一線を画すクオリティ。基本的には幼少期から若い頃の振り返り記。作者本人がどのようなスタンスで若い頃を過ごしたかがよくわかる。キョンキョン世代でなくても楽しめる一冊だと思う。2022/05/03

海燕

35
芸能人のエッセイなど読まないし、キョンキョンのファンでもないが、たまたま表紙の不思議なイラストに惹かれて手に取った。2007年から10年間に渡り雑誌に「原宿百景」として連載されたもの。原宿にまつわるあれこれだが、デビュー前とか10代の頃の出来事を後年に思い起こして綴っているため、落ち着いた筆致で安心して読める。青春時代を賭ける(駆ける)アイドルも大変だな、と改めて思う。仕事の自分の写真は見るのが恥ずかしいから、チェックをマネージャーに任せていたという話には驚く。「逃避行、そして半世紀」には少し泣かされた。2022/06/03

しげ

29
単行本で出版された直後に読んだので、もう10年ぐらい経ちます。普段滅多にプライベートを話さない職場の堅物先輩からこの本を読んだ話しを聞きファンだった事を知りました。その先輩との歳の差は差ほど無いので、私達の世代は中森さんか小泉さんなので当然と言えば当然だと納得したものです。キョン2も私達同様、様々な出会いや別れを経験し多感な時期過ごした事を知ることが出来ました。キョン2のお爺ちゃんの様に奥さんの膝の上で眠る様に亡くなるの理想です。

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