新潮文庫 オレたちのプロ野球ニュース―野球報道に革命を起こした者たち

長谷川 晶一【著】

新潮社（2021/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 378p／高さ 16cm
• 商品コード 9784101026411
• NDC分類 699.65
• Cコード C0195

出版社内容情報

1976年４月１日、「こんばんは、プロ野球ニュースです!」という初代キャスター佐々木信也の第一声で、のちに伝説として語られるスポーツニュースは始まった――。歴代キャスター、解説者、各局アナウンサー、番組スタッフなど20人以上の関係者へのインタビューをもとに、プロ野球の魅力を余すところなく伝えて、その発展に寄与した国民的番組の誕生から地上波撤退までを追ったドキュメント。

内容説明

１９７６年４月１日、「こんばんは、プロ野球ニュースです」という初代キャスター佐々木信也の第一声で、のちに伝説として語られるスポーツニュースは始まった―。歴代キャスター、解説者、各局アナウンサー、番組スタッフなど２０人以上の関係者へのインタビューをもとに、プロ野球の魅力を余すところなく伝えて、その発展に寄与した国民的番組の誕生から地上波撤退までを追ったドキュメント。

目次

第１章　伝説の始まり―７６年４月１日、放送開始
第２章　シーズンオフも攻めろ！―９０日間の過酷な挑戦
第３章　プロ野球報道革命―裏方たちの奮闘
第４章　ＦＮＳグループの底力―系列局の誇り、名物アナたちの流儀
第５章　怪物・みのもんたの躍動―「珍プレー・好プレー」ブレイク
第６章　突然のキャスター交代劇―佐々木信也、降板
第７章　新たなる旅立ち―新キャスターたちの奮闘
第８章　放送５０００回達成―番組１４年目の総決算
第９章　地上波撤退、突然の終焉―きっかけは日韓ワールドカップ
第１０章　それぞれの、それから―あれから１５年…

著者等紹介

長谷川晶一［ハセガワショウイチ］
１９７０（昭和４５）年、東京都生れ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務を経て、２００３（平成１５）年にノンフィクションライターに（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あやっぴ]

佐々木信也さんのプロ野球ニュースがもう大好きでした。私がプロ野球が好きになったのは、間違いなくこの番組があったからです。当時は幼かったけど、パリーグにも個性的で素晴らしい選手がたくさんいるんだなぁ、と興奮しながら見てました。番組の裏話、巻末の対談まで本当に楽しめました。改めてこの番組に「ありがとうございます！」と言いたいです(#^^#)

2021/04/09

[みこ]

「プロジェクトX」を彷彿とさせる熱量の高いタイトルに惹かれて購読。一時代を築いたテレビ番組の栄枯盛衰が裏側から書かれていて興味深い。「珍プレー好プレー」はてっきり宇野勝がヘディングしたからだと思っていたが違ったようだ。フィルム時代の編集苦労話やシーズンオフの鉄道旅企画も面白かった。

2021/06/04

[雲をみるひと]

80年代や90年代前半に全国ネットで放映されていたプロ野球ニュースがテーマ。以前に初代のプロ野球ニュースが放映されていたことやキャスター選びのエピソード、巻末の対談など全編で丁寧に調べられている。中でもハイライトは佐々木信也降板か。経緯が詳細で素晴らしい。今になって番組の雰囲気が大きく変わった理由がよくわかった。当時の視聴者には懐かしさを感じる内容。

2022/06/18

[しょーくん＠本棚再編中]

★★★★★★☆☆☆☆幼い頃、次の日が休みのときの楽しみの一つが、プロ野球ニュースを見ることでした。せめて週刊バージョンでもいいですから、地上波で復活してほしいですね。

2021/05/21

[緋莢]

１９６１年～６５年に放送されていた「プロ野球ニュース」が、１９７６年に新たにスタート。以後、２００１年に地上波から撤退するものの、現在もCSでの放送が続いている。巨人戦が中心だった時代に「１２球団公平」をモットーにした 画期的な番組作りは、その後のスポーツニュースに大きな影響を与え、一時代を築いていく。そんな「プロ野球ニュース」の軌跡を歴代キャスター、解説者、番組スタッフ等へのインタビューをもとに書いています。 今じゃ全試合放送や、ニュースサイトで試合経過、結果を簡単に知れますが（続く

2021/06/07