新潮文庫
絵島生島 〈上巻〉 (13刷改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 527p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101011066
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikue

3
読了。小説では久しぶりの投稿になります。図書館に勤め出してからなかなか時間が取れず…。絵島生島の物語前編。絵島が生島都の恋に落ちていくところからの描写が、真に迫っていて現実味がありました。それまでの大奥大年寄を務めていた絵島と、恋に落ちて女になってしまった絵島との違い。絵島自身もその違いを自覚しているからこそ、戸惑い、けれど恋を終わらせることはできない。そういった葛藤がよく描かれている作品だと感じました。下巻も早く読まなくては!!2015/10/04

月式

0
先日訪れた三宅島に縁のある絵島事件のお話。上巻は一人の娘が大奥に入り、やがて実質奥女中ナンバーワンにまで出世を極めた所で禁断の恋に落ちるまでが描かれています。まあ禁断の恋というより、上司(将軍の生母、月光院)とその取り巻き連中が一番のモラルハザードなので、絵島さんは巻き込まれ事故にあったという印象が拭えないw権力サイドとして月光院側はイガ・ニンジャも駆使したりしているが、基本的にリスク管理がガバガバでヒヤヒヤする。一方、敵対派閥からの間者としての宮路さんが有能という印象ばかり強くて困りますw 2017/12/30

greenish 🌿

0
時代は正徳、十八世紀初めの江戸城。六代将軍家宣の側室・左京の局に仕えるお初は、生来の器量と熱心な奉公でお局の寵愛を受けて筆頭奥女中に進み「絵島」の名を貰う。家宣が亡くなり、お局の男子が五歳で七代将軍に即位すると、月光院と改名したお局は、側用人・間部詮房との不倫に惑溺し大奥に退廃をもたらす。一方、絵島は芝居に出かけ、人気役者の生島新五郎と宿命の恋に落ちる。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/365656
  • ご注意事項