新潮文庫<br> きりぎりす (改版)

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新潮文庫
きりぎりす (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101006130
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あなたは、卑劣です。恥じて下さい。内なる太宰と外なる太宰の凄まじいまでの葛藤を写す珠玉の14編。

「おわかれ致します。あなたは、嘘ばかりついていました。……」名声を得ることで破局を迎えた画家夫婦の内面を、妻の告白を通して印象深く描いた表題作など、著者の最も得意とする女性の告白体小説「燈籠」「千代女」。著者の文学観、時代への洞察がうかがわれる随想的作品「鴎」「善蔵を思う」「風の便り」。他に本格的ロマンの「水仙」「日の出前」など、中期の作品から秀作14編を収録。

内容説明

「おわかれ致します。あなたは、嘘ばかりついていました。…」名声を得ることで破局を迎えた画家夫婦の内面を、妻の告白を通して印象深く描いた表題作など、著者の最も得意とする女性の告白体小説『燈篭』『千代女』。著者の文学観、時代への洞察がうかがわれる随想的作品『鴎』『善蔵を思う』『風の便り』。他に本格的ロマンの『水仙』『日の出前』など、中期の作品から秀作14編を収録。

著者等紹介

太宰治[ダザイオサム]
1909‐1948。青森県金木村生れ。本名は津島修治。東大仏文科中退。在学中、非合法運動に関係するが、脱落。酒場の女性と鎌倉の小動崎で心中をはかり、ひとり助かる。1935(昭和10)年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃、パビナール中毒に悩む。’39年、井伏鱒二の世話で石原美知子と結婚、平静をえて「富嶽百景」など多くの佳作を書く。戦後、『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し山崎富栄と玉川上水で入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

165
太宰中期の作品なだけあり、豊かな印象です。内面と外界との葛藤はあったでしょうが、破滅的な雰囲気は感じられません。最も安定した時期であり、文学的・芸術的な空気が醸し出されています。どことなく滑稽さがあるのも面白い。太宰が最も得意とする女性視点の作品は少ないように思いました。それでも自由自在に変化する作品を描いているのが凄いところです。映像化された『黄金風景』が好きです。2016/05/26

めろんラブ 

120
太宰の小説には、恥や自意識や自虐が内省的に描かれていると感じる。それ故に、永遠の青年文学と捉えられたりも。しかし中期の作品群は、それこそ百花繚乱・色とりどりに、安定感と面白味と挑戦心を感じさせてくれる。本作は14短篇からなるが、人称や文体を巧みに使い分けた技巧のみならず、それぞれ異なる物語性を秘めている。そこには”人間の清廉と汚辱が混在する哀しみ”が、ひどく当然の事として在る。「綺麗は汚い。汚いは綺麗。」を、これほど切実かつ凄みをもって魅せられると、これはもう、どうしようもなく惚れてしまう。2016/12/02

扉のこちら側

111
2016年337冊め。個性的な登場人物が出てくる作品や、すでに亡くなっている昔の作家作品を読むときに、「この著者が現代に生きていたらどんな作品を書いただろう」と思う時がある。その筆頭が太宰。ちなみに登場人物の筆頭がドストエフスキーの『地下室の手記』の主人公。太宰の自虐的な文はかさぶたの上を爪でくすぐられるようなむず痒さを感じる。女性視点の話が上手だと思うのだけれど、『斜陽』や『女生徒』の方がやはり好み。2016/05/17

酔拳

99
何度目かの再読です。女性告白体が興味をひく短編集です。特に、「きりぎりす」は売れない画家に嫁にいった女性の告白体で描かれていますが、こころに突き刺さる部分が強かったです。「私は、お金も何も欲しくありません。心の中で遠い大きいプライドを持って、こっそり生きていきたいと思います。という一文が心に突き刺さりました。他にも「灯籠」「皮膚と心」「「千代女」など女性一人称の作品が心に残ります。「水仙」「日の出前」もおもしろいです。2018/06/06

Willie the Wildcat

88
既読の表題等を除き読破。批判を恐れず大別すると、もどかしさ/平静/好機。”もどかしさ”では『皮膚と心』が秀悦。波長同期の瞬間が、最後の”照れ”である。”平静”からは『姥捨』。最後の”未遂”が、下地とのこと。事前・事後の対照性に滲む苦悩の生々しさ、殊に「生」の観点が印象的。最後の”好機”は、もれなく『水仙』。菊池作品に掛けて問うのは、表層に潜む真実への気づき。言い換えれば、”好機”も心持ち次第!と語りかけているとも解釈できるなぁ。因みに、『畜犬談』はタイトルもどこか素直じゃないのが、氏らしさかもしれない。2018/09/21

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