内容説明
エキセントリックな言動の陰に、もろく傷つきやすい心を隠した美少女恵子は、若い教師間崎に想いを打ち明ける。クールで知的な同僚教師の橋本にあこがれながらも、奔放で官能的な恵子の誘惑を拒むことができない間崎が、ついに恵子を受け入れたとき、彼女は思いがけない行動に出た―。若さゆえに迷い、自らを追いつめていく激しい魂の行方を、北国の女子校を舞台に清冽に描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
28
☆4 石坂洋次郎5冊目。女学校の教え子18歳に翻弄されまくる一方で同世代の女性教師のことも気になって仕方がない間崎には「アンタまだ26だもんね苦悩が尽きないのも当然だよ」と言うしかない。700ページ超の分厚さだけど中だるみもせず読めた。90年近く前の作品とはいえ時代遅れ感はほとんど感じなかった。2021/06/24
遥かなる想い
6
この本 父がひどく嫌っていたのをなぜか思い出す。 物語的には 先生が 女生徒に惹かれていく話で 特に目くじら立てるほどのものではなかったのだが。 「江波恵子」を 誰が演じるかが 映画・ドラマの 宣伝になっていたのだが。
ソラ
5
【読メ登録以前読了済】2019/10/05
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