新潮文庫<br> みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く/村上春樹語る

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新潮文庫
みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く/村上春樹語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 469p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101001753
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

ようこそ、村上さんの井戸へ―川上未映子はそう語り始める。少年期の記憶、意識と無意識、「地下二階」に降りること、フェミニズム、世界的名声、比喩や文体、日々の創作の秘密、そして死後のこと…。初期エッセイから最新長編まで、すべての作品と資料を精読し、「村上春樹」の最深部に鋭く迫る。十代から村上文学の愛読者だった作家の計13時間に及ぶ、比類なき超ロングインタビュー!

目次

第1章 優れたパーカッショニストは、一番大事な音を叩かない(朗読会の思い出;「語りかけ」の変化 ほか)
第2章 地下二階で起きていること(タイトルと人称はどのように決まる?;「悪」の形が変わったような気がする ほか)
第3章 眠れない夜は、太った郵便配達人と同じくらい珍しい(文章さえ変わり続けていけば、恐れることはない;『ノルウェイの森』幻のシナリオ ほか)
第4章 たとえ紙がなくなっても、人は語り継ぐ(日記は残さず、数字は記録する;まずは適当に書き飛ばせばいい ほか)
付録 文庫版のためのちょっと長い対談(濃厚すぎる二年間ですね;ガラパゴスとか、パリとか、村上RADIOとか ほか)

著者等紹介

川上未映子[カワカミミエコ]
1976(昭和51)年、大阪府生れ。2007(平成19)年、デビュー小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年第1回坪内逍遙大賞奨励賞受賞、’08年『乳と卵』で第138回芥川賞受賞。『ヘヴン』(芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞)、短編集『愛の夢とか』(谷崎潤一郎賞)、『あこがれ』(渡辺淳一賞)など著書多数。長編小説『夏物語』(毎日出版文化賞)は世界10数か国で翻訳出版の予定

村上春樹[ムラカミハルキ]
1949(昭和24)年、京都市生れ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『1Q84』(毎日出版文化賞)などがある。短編小説集、エッセイ集、紀行文などの他、翻訳書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Aya Murakami

99
令和元年新潮文庫紅白本合戦 村上春樹先生の作品も川上未映子先生の作品も読み始めですが…。どちらもすこし不思議という点で共通しているのでこのような対談本ができたのかな?と思いながら読みました。 悲しいかな読んだ作品が少なすぎるのでディープな対談に浸りきれなかった。まずは2人の作品をある程度読んでから要再読。2020/05/19

しゅう

44
川上未映子による村上春樹へのインタビュー集。対談としての側面も持っている(ように感じた)。まず何より驚かされるのは川上さんの圧倒的な村上作品への記憶と勉強量だろう。そして鋭く切れ込む数々の質問。それらは彼女の村上作品への愛情の為せる技なのだろう。恐れ入った。近代的自我を地下一階に見立て、更にその下地下二階へ降りていくお話など興味深く読んだ。私はふたりのファンなのでとても楽しく読むことができた。2021/04/23

こうすけ

31
村上春樹に川上未映子がインタビュー。10代の頃からファンだったとのことで、取材のための勉強量が半端ない。短編、エッセイ、翻訳など、全作品読みこんだよう。昔の作品のことは覚えてない、伏線など考えたことはなく自然に物語を書き進めている、といつもの調子で答える村上春樹に対して、「おれ天才だわー、って思うことある?」「村上作品の女性キャラクターは性的に作用しすぎでは?」「政治的な作品を書くべきという声についてどう思う?」などなど、かなり切り込んでいる。物語を書くという行為がどういうものか、うかがい知れる本。2021/04/18

ちぇけら

30
川上さんの深い読み込みと的確な質問によってどんどん引き出されるムラカミハルキのことば。あまりに尊いインタビューだった。自分の書いた世界を解釈することなく、無頓着で、ただ自分の地下2階をくぐり抜けてきた物語を進ませている。騎士団長のサブタイトルながら、イデアがなにかよくわからずに書いていた?なんと!もう、そういうところがまた素敵。「次元の発展性のない、つまらない争いに引き込まれるぐらいだったら、もう論争とか関係なく自分の小説を、物語というものを、正面からぶつけていきたいですよね」善き物語を、これからも。2020/11/25

tom

27
再読。村上春樹がインタビューアの川上末映子に小説作法と物語の意味について語る。川上末映子は、何回かトライして、投げ出した作家。彼女は、村上本を徹底的に読み込み、これを脇に置いたまま対談を進める。このくらい準備してもらってインタビューを受けるのは、きっと村上にとって幸せなこと。そんなことを考えながら、楽しんで読む。私は、村上さんは「悪」を書いている人と思っていたのだけど、そうでもなさそうだ。村上の熱烈ファンじゃないけれど、もう一度読んでみようかと思ったのでした。そして川上本、もう一度トライしてみよう。2024/04/26

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