新潮文庫<br> 川端康成初恋小説集

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新潮文庫
川端康成初恋小説集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 444p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101001272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新発見書簡にメディア騒然! 若き文豪が心奪われた少女・伊藤初代。「伊豆の踊子」の原点ともなった運命の恋を一冊に集成。

旧制一高在学時、20歳の川端が出会った運命の少女・伊藤初代。不遇の幼少期を過ごした13歳のカフェ女給に、自分と同じ孤独を見た川端はたちまち心奪われた……。恋の歓喜と思わぬ結末を描く「篝火」「非常」から、著者の女性観を色濃く映す「孤児の感情」「再会」まで、初恋をテーマとした〈ちよもの〉を集成。「伊豆の踊子」の原点となり、文豪を生涯魅了した永遠の少女像が甦る。

内容説明

旧制一高在学時、20歳の川端が出会った運命の少女・伊藤初代。不遇の幼少期を過ごした13歳のカフェ女給に、自分と同じ孤独を見た川端はたちまち心奪われた…。恋の歓喜と思わぬ結末を描く「篝火」「非常」から、著者の女性観を色濃く映す「孤児の感情」「再会」まで、初恋をテーマとした“ちよもの”を集成。「伊豆の踊子」の原点となり、文豪を生涯魅了した永遠の少女像がいま甦る。新発見書簡も初収録!

著者等紹介

川端康成[カワバタヤスナリ]
1899‐1972。1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て’21年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。’68(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。’72年4月16日、逗子の仕事部屋で自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

96
初恋をテーマに集めた作品集。繰り返し描かれる「初恋」のモチーフを見ると、いかにそれが著者にとって「大事件」だったのか、恋の歓喜とそれを喪った時の深い悲しみが伝わってきます。誰にとっても他者を初めて恋する感情は特別なもの。川端康成もそれを文学にすることで初恋の呪縛を昇華しようと思ったのでしょう。また改めて「伊豆の踊子」や「雪国」などを再読したくなりました。2017/11/19

佐島楓

57
結ばれなかった初恋の女性をモチーフに、繰り返し繰り返し織りなされる文章。自分のどこがいけなかったのか。彼女の何が自分を拒絶させたのか・・・。読んでいてつらくなるくらい、こだわりがある。康成の出自、つまり早くに孤児となってしまったことに由来を求めてさえ、書こうとする実らなかった恋。この作家を研究する際、間違いなく核となる出来事だろう。2016/06/28

emi

54
川端康成には、実らなかった初恋があった。お互いの育った孤独な環境が似ていた7つ年下の、伊藤初代。この実らなかった初恋を非常に数多く作品のモチーフに描いており、どれも少しずつ変えてはあるのだけど、根底にあるのは、どれも最後切なく悲しい。甘やかな喜びやときめき、会えない切なさ、興醒め、青天の霹靂。初恋の不安定な心は、誰しも共感できるところだと思います。2部構成の後半は、川端先生らしいあやしさや不可思議さの短編が収録されてますが、やはりこの実らなかった初恋が深く表れています。一つの恋をじっと見つめる一冊です。2016/04/26

優希

49
「川端の初恋」が詰まった1冊と言えるでしょう。文豪を魅了した永遠の少女たち。様々な形の恋を描き、初恋は永遠と言っているのです。2021/10/26

双海(ふたみ)

28
電車の待ち時間や乗車中に不安なことや心配なことから逃れるために読んだ。今は、ぼーっとしているよりも何かに没頭していた方が気が楽。まあ、そのうちそんなことも言っていられなくなると思うけれど・・・。『掌の小説』を読み返したくなった。2016/03/29

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