出版社内容情報
中国から伝わった漢字は変化して「かな」を生み、優雅典麗の美を備えたかなは発展して平安期に幾多の名筆を生むこととなった。本巻の臨書は紀貫之の筆とされる「高野切」から西行の書まで平安時代の名品を扱う。
内容説明
模写する臨書から表現する臨書へ。日本美の源泉―上代様かなの美を臨床でとらえる。現代かな書檀の権威が公開した表現的臨書の種々相。あすの書教育を示唆する鑑賞をかねた臨書教則本。
目次
高野切第一種
高野切第二種
高野切第三種
寸松庵色紙
継色紙
小島切
八幡切
粘葉本和漢朗詠集
蓬莱切
関戸本古今和歌集〔ほか〕