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出版社内容情報
英国ミスティックロマン、ついに完結!!
19世紀末イギリス。怪談好きのお嬢様キャロラインは優雅なレディに成長し、グランドツアーに旅立つ。その旅先での新たな出会いは不思議な縁となり、キャロラインをホワイトウィロー城へと誘う。ついに幼い頃からキャロラインを魅了する「白い貴婦人の幽霊」の謎に迫っていく…!! ロマンスの予感も漂う、怪しい魅力あふれる第11話~15話を収録した完結巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
増刊フラワーズの大人気シリーズ、いよいよ完結! 幼い頃からキャロラインを魅了する「白い貴婦人の幽霊」に隠された真実とは…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
66
怪談大好き、アーミテージ家の令嬢キャロラインの物語最終巻。仕方ないとはいえ、ずっとずっと続いて欲しかった。少女だったキャロラインが二十歳に!と驚きもあったけれど、文学にも造詣が深い博識なる執事ロバートは今回も最高に紳士。薔薇と洋館と執事。それに加えて今回は遺跡まで!ギリシャの遺跡で出会った不思議な青年と白い貴婦人を巡るお話もロマンチックで、子供の頃に憧れた少女漫画の世界が満開。描き切れなかったお話もあるみたいなので、外伝が刊行されることを祈りながら何度も再読していきたい。2021/08/11
天の川
50
おばあさまが住んでいたホワイトウィロー城の白い幽霊の真実とキャロライン本人の恋がメイン。幼かった彼女が妙齢の女性に成長していてビックリ(でも幽霊好きは相変わらず…笑)。この本のホワイトウィロー城やTVのダウントンアビーを見ると、昔訪れたサフランウォルデン郊外にあるオードリーエンドハウスを思い出す♪今なら目を皿のようにして見学するのになぁ。学生の頃の遠足や修学旅行で行った神社仏閣も、当時は何の感慨もなく…勿体ないと今は思う。でも、その時は興味がなくても、そこが興味の入口になっているのだ。きっと。2022/01/21
ネムコ
37
オカルト好きなお嬢様も大きくなって、興味を持ったことは自分で深く調べ倒し、今では本も出してる女流作家の卵。しかし父親は作家など認めん!と、折りあらば見合いをさせようとする。そんな中、神殿遺跡のガイドをしてくれた青年と意気投合。しかし知り合いが頼んだガイドは直前に行けなくなったという。ならあのガイドは? そしてその遺跡には発掘調査をしていた青年の幽霊が出るというー。彼は幽霊?はたまた? 怖がりな執事見習いのマイケルの受難は終わって良かった(笑) そして最後まで老執事ロバートはカッコ良かった‼️(*^O^*)2021/08/15
ぐうぐう
33
キャロラインが大人になるという驚きの展開がまず待ち受ける第3巻。さらにはロマンスまで用意され、しかもその相手が霊かもしれぬという設定は、いかにも本作のテーマを象徴していて面白い(ただ、そうなるとマイケルが損な役割を演じなくてはならなくなって、ちょびっと寂しい)。第13話に登場するSPRについてはコラムに詳しく書かれていて、ルイス・キャロルやコナン・ドイルも入会していたと説明されているが、確かキュリー夫人も参加していたのではなかったかな。ともあれ、『お嬢様のお気に入り』、これにて完結。2021/08/13
harutamano
31
キャ〜ロマンスよ💕幽霊?それとも?っていうところからこのオチ最高〜に好きです!!メガネ学者だし!白い貴婦人のお話もよかった…!キャロラインの本、おばあさまも喜ばれたでしょう🌹それにしても表紙がステキ✨ SPRが出てきてうおっとなってしまった(^。^)コラムも興味深かったです。2021/08/12