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出版社内容情報
中3の娘のこれがホントの自分探し?家出?
父・上田敦と中学3年の娘・鈴は血の繋がらない親子だ。
15年間、今の今まで、敦はそのことを鈴に隠してきた。
「わたしのお母さんは死んだのではなく、どこかで生きているのだ」
と確信した鈴は、夏休みに同級生の吉川さんと二人で
家出をする。
父・敦の生まれ育った大阪へ、自分を探しに行く。
【編集担当からのおすすめ情報】
女性コミック誌を主戦場に女性読者の心を揺さぶってきた実力派作家の
青年誌初の作品。大人の男達も泣かせています。
家族だったすべての人へ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
33
妹から借りて読了。鈴ちゃん(バイタリティと無知さがちょっとウザい)がこんなに頑張って自分探しの家出したのに、たーたん(中々子離れ出来ない)はまだ言い出せないのね…。2020/07/26
どあら
27
妹から借りて再読。無謀だと思える大阪旅行だったけど、おじいちゃんとおばあちゃんに会えただけ良かったな〜😌2024/07/07
イーダ
25
おっさんの立場からすると「何やっとんじゃこのアホ娘ー!」って言いたくなっちゃうけど、思い込みの激しいのも中学生ゆえか。たーたんの両親に会えたのは良かったけど、これからどうなるのか不穏な予感しかしない。2020/07/12
ぐうぐう
24
少年少女が家出をする。自分探しの、それは旅であり、ひとつの通過儀礼でもある。鈴が大阪へ向かうのも、亡くなった母の手掛かりを得るためであり、それは自身のルーツを知る行為に繋がっていく。はずが、鈴は亡くなった母ではなく、父・敦の実家へと辿り着いてしまう。血の繋がらない父の実家。しかし、血の繋がらない父の実家で、鈴は自身のルーツの一端に触れるのだ。血の繋がらない祖父母の情に触れるのだ。「血の繋がらない」とは未だ鈴は知らない。知らない中で触れた情の、その温もりを、けれど鈴は確かに知ったのだ。2020/07/19
ブラフ
15
ひょんなことから鈴、大阪へ行き、たーたんの実家を突き止める。たーたんの両親、いい人たちだ。ちゃんとたーたんも鈴も慮ってくれてる。そして、助けてくれたおねーさんとそのご家族もええ人たちで良かった。さらに、誠司っぽい人にも遭遇。たーたんも、ついに鈴に真相を話す決意を固める。まだ15年ほどしか生きていない「子ども」の「考え」と親への「思い」、40年生きてきた「大人」の子への「思い」、そして70年ほど生きてきた「先達」の子孫への「思い」。それぞれの「思い」の落としどころ、西さんだからこそここからが絶対見応えある。2020/07/24