出版社内容情報
人生で食べてきた一番うまいものは何ですか
『娚(おとこ)の一生』 『姉の結婚』 『初恋の世界』 『たーたん』など、繊細な筆致と感情表現で数々のヒット作を生み出してきた西炯子の最新作。
余命3か月のがん宣告を受け、突然入院することになった平川健一、70歳。
このまま病院食で人生を終えたくない健一は、29歳の担当看護師・梶原 花を話し相手に、これまで食べてきた美味しかった料理と人生の出来事を振り返り、最後にもう一度食べたいものを探し始めるが……
見舞いに訪れる者もいない頑固な主人公が送ってきた人生とは? その人生の折々で食べてきた「うまいもの」とは?
【編集担当からのおすすめ情報】
作中では、寿司、焼肉、ラーメンなどの人気のメニューに限らない様々な料理が主人公の思い出とともに登場します。
恋人との恋愛や仕事を続けるかで悩む看護師・花の人生模様もあわせて見守ってください。
【目次】
第1話 ひっこしの夜
第2話 彼女の家
第3話 キッチンヒノデ
第4話 海のものです山のものです
第5話 おまえの人生に力を
第6話 ミッドナイト・キッチン
第7話 罪と肉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
28
妹から借りて読了。どのお話も心に響きました☺️ 人生で食べた美味しいもの、人それぞれ違うと思います。私は二十代に長野県で食べた新そばと、三年前に北海道で食べた初ジンギスカンがめちゃくちゃ美味しかったです‼️2025/11/13
ぐうぐう
23
西炯子新作。余命3ヶ月を告げられた70歳の平川が入院することになる。病床で質素な病院食を目の前にして、人生最後に食べたいものを想像する。残された時間の中で究極の料理を求めていく、となれば『美味しんぼ』になってしまうので、これまでの半生で印象的だった食事を思い出すという趣向だ(時代設定が2036年と近未来になっているのは、食に関する出来事を西の実体験をもとに平川に重ねようとしているからだろう)。読み切りというスタイルもいいし、看護師の梶原花とのコンビネーションも楽しい。2025/10/26
ゆりこ
14
やっと積読本を消化。西さんの漫画の男の人の描き方ってやっぱりすごいなと思います。末期ガン?の主人公、私の父くらいの年代かな。九州の香りが少しする設定。浮気性のお父さんのエピソードが良かった。2025/12/06
ざるめ
11
さよならごはんって、この世からさよならごはんか(-.-;)余命3か月のオヤジが入院して、看護師に今まで食べてきた美味いものを語る(^^)どれも凄く美味しそう(*´﹃`*)味だけでなく、その時の感情も入っているから、余計に美味いんだろうなぁ(*^^*)自分なら何を食べたくなるんだろう…2025/11/05
もだんたいむす
4
西炯子先生が描く癖オジが大好き。2025/11/22




