出版社内容情報
餓島の戦い。そして、インパール作戦へ。
多数の餓死者を出した
ガダルカナル島の戦い、
「史上最悪」といわれた
インパール作戦。
戦況はますます混迷を深めていくーー
誰がこの戦争を
終わらせられるのか。
【編集担当からのおすすめ情報】
『哭きの竜』、『月下の棋士』など「天才」を描いてきた能條純一氏が描く「昭和」という激動の時代。
戦争とは、日本とは、そして人間とは何なのか?
日本人必読の第17集です!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
32
ガダルカナル、インパールとどちらも悲惨過ぎる。責任のたらい回しであり、上官は前線知らず。山本五十六は、前線を知ろう、激励しようとして、撃墜されてしまう。日本の暗号が筒抜けだった。インパールの作戦の酷さ、連絡してもあの返事では可愛そ過ぎる。上官や首相の、こうなったら嬉しい、意地などで、死地に追い込まれる兵士たちの立つ瀬がない。山本五十六もまだまともだが、戦艦を動かす燃料がない。これはつらすぎる。舵が利かない泥舟、昭和天皇の気持ちは、、、。インパール作戦の470km先、、、。2025/07/31
ムーミン2号
27
もはや、天皇は「統治権の総攬者」からは程遠くされてしまっている。陸・海軍は手をとりあって戦局に臨むというのは表向きの演技でしかない。ガダルカナル島では多くの餓死者を出してしまったが、前線の様子もなにも情報をもとうとしない上層部の無能。全て読まれてしまっているインパール作戦は「大和魂」などで成功するわけがない。日本軍の暗号電文は解読されてしまっており、そのせいで山本五十六は戦死してしまう。石原莞爾が呼ばれて「勝つため」に必要なこととして進言したのは「あんた(=東条英機)が総理を辞めることだ」。2025/08/03
ぐうぐう
26
「強い精神力があれば間違いなく勝てる‼︎」「われわれ、皇の兵は大和魂があることを忘れちゃいかん」過酷な戦場において、精神論が跋扈する。しかしそれは、精神論にすがるしかもはや打つ手がないことを告げている。ガダルカナル島での戦勝を祈願するために伊勢神宮に赴く裕仁。つまり天皇ですら精神論に頼るしかないのだ、と絶望を覚える反面、そこに祀られている天照大御神が平和の神であることを知る時、戦勝ではなく平和を祈願する裕仁の真意が見える。とはいえ、米軍の圧倒的な物量と無能な上官達により、戦場は熾烈さを増すのみだ。2025/10/20
水渕成分@小説家になろうカクヨム
25
面子と功名心しかない上層部。勝てるわけがない戦争を精神論で覆せと命令。根本的なところは今も変わっていないかも。2025/08/08
ふじ
18
3冊溜めました。ついに太平洋戦争か始まってしまった。当初は連戦連勝だとは知らなかった。けれども、お上は戦争を回避したい、近衛文麿だって強く出れないだけで戦争したいわけじゃない、山本五十六だって勝ち目がないのをわかってる。でも、陸軍は勝手に国境を超えて攻撃するし、日独伊三国同盟は結ばれるし、ドイツは米英を敵に回すし、軍は「早くやらないと勝てない」と戦争しないことではなく勝つことしか考えてない。参謀担当は戦場に来ない。兵の命は軽い。本土空襲の命も軽い。読んでいてため息しかないです。2026/04/16
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