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出版社内容情報
日本と世界に伝わる神話の共通点とは!?
日本の神話と世界各国の神話には、いくつもの共通点がある。
例えば、
イザナギ・イザナミ夫婦神が天の沼矛(ぬぼこ)で海をかきまわし、
そのしたたりから列島を生む”国生み神話”。
これには、東南アジアやオセアニアの南方系要素が見られる。
他にもギリシアやブリヤート、イラン、
アナトリアのヒッタイトなどに伝わる神話にも、
日本の神話との共通点がある。
遠い国の神話がなぜ日本神話に織り込まれていったのか…
宗像がその謎に挑む!!
また、”キツネ憑き”と”悪魔”、
”日本神話”と”北欧神話”など
日本と世界の神話に流れる共通点に迫る最新刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『宗像教授伝奇考』、『宗像教授異考録』に続く、
「宗像教授」シリーズの約13年振りの最新作です!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
62
世界篇⑤騎馬遊牧民を追っていた忌部神奈を偲ぶ旅[蛇塚(おろちづか):後編]諏訪湖に沈む破壊された銅鐸。宗像教授は出雲の地でスサノオとヤマトタケル同一説を考える。権力に興味がない物部一族は神話を運ぶ一族[キツネと悪魔]イエス・キリストはエクソシスト。悪魔のタトゥーを入れた男が教授を狙う。知識はあっても人格はない=善も悪もない~それをAIと言い切る教授はAI開発より先に「人の脳が隠し持っている記憶と力の源泉を解明してほしいものだな」という[巨人たちの神話]イタリアポンペイとアイスランド訪問▽2025.2刊2025/02/11
ぐうぐう
21
扉絵が映画『エクソシスト』のパロディであることからもわかるように、「キツネと悪魔」はエクソシズムを題材にしている。悪魔祓いと狐憑きを結び付けるだけではなく、意外な展開を用意しつつ、死の間際に人が見る幻視を科学的に解明することで、そこに生成AIの危うさを重ねる辺りが、いかにもこのシリーズらしい大胆さだ。飛躍がただの飛躍に終わるのではなく、そこに文明批評の精神を込めるのがいい。2025/02/15
スズコ(梵我一如、一なる生命)
8
安定の濃ゆさ。2025/03/22
A.Sakurai
3
鉄生産を行う集団が日本にやってきて物部氏になるという仮説の続き.国つ神として出雲,諏訪にもいて天つ神に国を譲ったとする.実際に物部氏が広く日本中に広まったのは6世紀の畿内王権による屯倉設置が契機だろうから立場は逆だ.畿内で鉄器生産といえば物部氏の前に葛城氏がいるから,これも絡ませたら面白いかも.2025/01/30
おりひら
2
とりあえず、忌部関係が一段落したよう。いまさらながら宗像教授、ギリシャ神話が好きだなぁ。と思ったら今度は北欧神話ですか。2025/02/04