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出版社内容情報
新将軍“選”開始!?新九郎に無職の危機!
駿河から帰洛し、近江に出陣している将軍・義尚に挨拶に向かうも、
門前払いされた新九郎。
そこで、細川政元から「義尚はもう長くない」と告げられ、
自らが押す新将軍候補・清晃(足利政知の息子)の
擁立に協力するよう打診される。
義尚のために自分ができることはもうないのか、と
落ち込む新九郎だが、幼い彼との“ある約束”を思い出しーーー
室町幕府、第九代将軍・義尚の最期。
そして、新たな将軍候補となる二人が
担ぎ上げられる!
【編集担当からのおすすめ情報】
気になる新将軍候補者が登場!
生まれも育ちも年齢も違う二人。
どちらが将軍になったほうが良いのか……
将軍としての資質と我が家の事情を天秤に、
またもや真面目に悩みすぎる新九郎。
将軍候補ふたり、「推し」を決めるつもりで読んでも、また一興です!!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
83
今回の口絵は、思いつめた顔で就職ガイドを読む新九郎。主君を失い、申次衆の役を降りて無職に。古着を仕立て直すぬい殿や甘え盛りの千代丸の姿は新九郎の心にどう残ったか。さらに将軍後継争いには既に巻き込まれ、主家には繰り返し翻弄され、鎌倉も再びきな臭くなり、いよいよかな。親父さんの義材の人物像の見立てが印象的。本心を読ませぬ奥深さが上に立つ者には必要なのだろう。対抗の清晃は幼少だからか我の強さが目立つ感じに描かれていた。義材との対面の場面にぞわり。新右衛門さんのコラムは最終回。本編も終章へ向かうのか。次巻を待つ。2024/12/13
こも 旧柏バカ一代
42
家督争いが続く。今度は足利将軍。9代目が亡くなり。10代目を決めるのだが、9代目は後継を誰にするか決めないまま亡くなってしまった。それで9代目と上手く行ってなかった8代目が幕府の執政をしながら10代目候補を見極めると言っていたが、8代目は脳梗塞になってしまい倒れてしまう。何度か倒れてそのまま亡くなり、誰が後を継ぐか決めずに亡くなってしまい。8代目の妻が8代目の弟の息子を10代目に指名して幕府は動き出す。新九郎も申次衆に採用されるが、もう1人の候補の親の奉公衆になっており微妙な立場になってしまった。2024/12/15
aisu
36
表紙の人が1巻で生まれているので、そりゃ歳月も経ちますね。新九郎のお父さんが長生きで何よりです。貞宗がお父さんに似てきたと言われて、え?あのおっさんに⁈と思ったけどそう言われれば確かに…。そんな、歳をとってきた顔の描き分けが上手いなぁと思いました。またも続きが気になるところです。2024/12/17
Toska
34
ようやく駿河が一息ついたと思ったら、都で特濃の政争劇が始まってしまった。おかげでそっち方面の強者どもにスポットが当たり、盛定親父はいつまでも元気一杯だし、細川政元などは主役然として表紙を闊歩する有様。肝心の新九郎はついていくのがやっとという状態で、相変わらず主人公を甘やかさないドラマだ。合間に義政・義視兄弟の「ちょっとイイ話」を挟んでくるのがこれまたずるい。2024/12/13
mahiro
29
将軍義尚逝く形見の竹馬のエピソード、疎まれても義尚を捨てきれない律義者の新九郎の想いはまだ通っていたのか。ドロドロの後継者争いはいつもの事だが、良い人っぽく描かれている義材は海千山千に良いように翻弄されていく未来を暗示か?大御所義政も退場。新右衛門コラム最終回の所で弥次郎が久々に登場、今どうしてるの?たしか後に新九郎の片腕になって働くはず?2025/02/03