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出版社内容情報
伝奇ロマン&ミステリーの金字塔、最新作!
ヒマラヤ山脈の標高5千mの山中に“白骨湖(スケルトン・レイク)”と
呼ばれる、数百の白骨が眠る湖がある。
その白骨は、時代も人種も異なるものだというが―――!?
(第10話 白骨湖)
ギリシアの歴史書に残る「女戦士アマゾン」の伝承。
それは伝説ではなく、実際に、
強靱な筋力を備えた女戦士の墓が
世界各地に多数残されている。
それが意味するものは!?
(第11話 獅子の女)
そして、宗像は日本人のルーツに迫る「白鳥伝説」を
神奈の思い出と共に掘り下げていく――――
(第12話 白き翼 黒の石刃)
伝奇ロマン&ミステリーの金字塔、待望の最新シリーズ!
古代から語り継がれる伝説や神話の謎を
民俗学者・宗像伝奇(むなかたただくす)が独自の視点で解き明かす。
【編集担当からのおすすめ情報】
『宗像教授伝奇考』、『宗像教授異考録』に続く、
「宗像教授」シリーズの約13年振りの最新作です!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
世界篇③先生のお好きな強い女性メイン《女尊》と書いて《あまぞん》と読む▽[第9話:燔祭(ばんさい)の羊・後編]ユダヤの歴史「神をよりどころにしてる軍事国家ほど厄介なものはない」[第10話:白骨湖(スケルトン・レイク)]インドヒマラヤ山脈にあるループクンド湖に800体の骨が沈む[第11話:獅子の女]スキタイの女戦士。芹沢編集長の眼帯の下[第12話:白き翼 黒の石刃]シベリア、バイカル湖のほとりブリヤート共和国の羽衣伝説。忌部神奈の面影▽禍福はあざなえる縄のごとし…その縄が奴隷の腕を縛っていたとしても。2024/05/02
ぐうぐう
23
女戦士アマゾンの伝承を語るにあたって、女子プロレスを絡める辺りが、いかにもこのシリーズらしい。それでいて、ラストにはロシアによるウクライナ侵攻へと着地する社会派な側面も忘れない。しかし今巻では、白骨湖を取り上げた回に、宗像教授の矜持を読み取ることができ、一番の収穫となるエピソードだ。「禍福はあざなえる縄の如し——人の一生は幸不幸が縄のようにより合わされておるそうだ。その多くの幸不幸が表になり裏になってより合わされていくのが歴史かもしれん…(つづく)2024/05/06
はじめさん
10
第3巻。モリモリ学食でランチ食ってる宗像教授の絵柄もいいが、伝奇考で、出雲の地で鉄と白鳥処女説話を切った宗像節への、出雲出身の忌部兄妹のアンサーが良かった。自分が好きな人はこっち向いてくれないから、自分と瓜二つの女の恋と幸せを祈る忌部神奈の優しさと、妹の幸せを願う兄の想い。世界篇になって、忌部兄の株があがりまくりですね。/ 女は嘘つきというか、独眼竜マサコのギャップにドキッ。ビッグヒストリーでの宗像先生の連載はひと段落ついたようだけど、ゴジラ早乙女と最強アマゾネス姉妹として続投希望です。恐怖の急所突き上げ2024/05/01
美周郎
8
ここにきて忌部女史の退場があらためて惜しい、教え子的なポジションの人ばかりだと今までの切れ味の一部だった怒りのエネルギーが出てこないんじゃないか?2024/05/06
みのにゃー
5
現在の世界情勢、イスラエルとパレスチナ、ロシアとウクライナの話も出てきて、まさに世界篇。教授が語る説は、どれも真実味が感じられて危険。あくまで推論なので。「女尊」と書いて「アマゾン」には笑った。2024/07/25