出版社内容情報
出版業界チーム戦記、堂々完結!
描いて、刷って、売って、読んで、
もがいて、あがいて、諦めず、信じて、信じて、
――そこに見えた希望。
作者から読者まで。
漫画を取り巻く現在地を見つめ続けた大人気作、
堂々の完結!!!!
【編集担当からのおすすめ情報】
出版業界の現在地を見つめ、
そして未来を探しながら取材を続けて、
11年に及ぶ連載となりました。
誰のために描くのか。
何のために漫画はあるのか。
この作品『重版出来!』としての答えを
ぜひ一緒に感じてください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
91
新聞の記事でこの漫画を知って読みだした。その後ドラマ化もされ、そのドラマも良くできていたのでドラマが終わっても漫画は最終巻まで続けてきた。途中からは購入するのは紙の本から電子書籍となり、この漫画で取り上げられた出版界の変化を実際に体験していったが、さらに進んだ漫画の世界同時配信やアクセシビリティ対応など、今後の漫画の変化も知ることもできたいいお仕事漫画だった。そして、一番心配していた伯の成長も強く感じることができ、安心して読み終えることができた。松田さんそして心も11年間ありがとうございました。2023/08/11
nonicchi
52
アユちゃんのストーカーの件も何とか解決、大団円という感じ。牛露田先生、帰ってこなかったなあ。それだけが心残り。中田伯はピーヴを描き続ける事で本当に成長しましたね。もちろん心ちゃんはじめ三蔵山先生や先輩方、そしてアユちゃんの存在があってこそだけど。初登場の三巻を思わず読み返して感慨にふけりました。アクセシビリティ対応の件も勉強になり、出版業界にまつわる様々な課題と取り組み方を学ばせてもらった良き作品でした。私も頑張ろう!という気持ちになれました。松田先生そして出版に携わられた皆様に心から感謝を。2024/10/18
りんご
51
これにて完結!いい言葉が大量にありました。「情熱で作られたものに、国境はないからな。」の五百旗頭さんのお顔が素晴らしく良いです。すっかり編集長。中田ド、、、伯の人としての成長著しい。彼にとって新しく知るものが本当にたくさんありました。「苦労や努力は自分だけのもので、成功はみんなのものなんだ。」ここに!彼が!行き着けた!そこに!ああー、漫画を作る話は面白いなー。デジタルへの移行とか、編集さんのあれこれとか本屋さんのことなど興味深く読みました。2023/11/17
kei-zu
38
タイトルなんて読むのかな、と思った1巻から読み始めて、11年ですか。最終巻は、前に向かおうとする姿勢が信頼を紡いでいく大団円。お仕事ものって、良いですよね(o^-')b2023/09/17
ぐうぐう
30
アクセシビリティ対応としての漫画。「漫画は少ない人数でとんでもなく大きい世界を創り出していく、奇跡みたいなものだから。その個性を活かす方向で、技術が発達するといいな。今はまだこれくらいしかできないけど、完璧はないけど少しずつ段階的にあきらめず続けていくこと。未来は必ずやってくるから。」帯の惹句が、またグッと来る。「描いて、刷って、売って、読んで、そこに在る「物語」を愛して、信じてーー」そう、自分もこの漫画の一員だったことに改めて気付かされる。全二〇巻『重版出来!』感慨無量の完結。2023/08/27