感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
28
コイツが首謀者です。全部ゲロったので2週間拷問して山に埋めます。中略子供を奪われた親の気持ちがわかるなら、任生の居場所を教えてください。 改札はよそよしい顔で朝帰りを責められた気がした 私はゆうべの服のままで 浮かれたワンピースがまぶしい 風邪をひきそうな空 一夜にして 街は季節を超えたらしい 2025/03/29
33 kouch
27
"壬生は半グレだが一般人、拳銃は使うなよ"という言葉が印象的。線引がしっかりしているのがやはりヤクザ。ある意味無秩序な半グレのほうが恐ろしい。。古いタイプと言われるヤクザも出てくるが、この本だといい人で真っ当な人物に見えてくるから恐ろしい。また、京極というより大きな悪が登場し、壬生の人間味のあるシーンが少しでも出てくると壬生にも肩入れしたくもなってくる。巻も9巻まで進むと価値観、人物評価が右に左に揺さぶられる…2024/07/20
もちもちかめ
20
ここまで進みました。登場人物でクリーンで普通の人生の人がいないので、なんだか不思議な物語が不思議でない。この悪の極北を見ると、自分の人生が奇跡に思えてきました。弁護士や精神保健衛生士や事件記者や刑務官や保護司さんたちには、頭が下がる。これからの世の中は、キタナイものを見ないで済む人が減っていくのかも、と暗い気分になります。2024/11/13
lily
13
「この世の物事には、すべて表と裏がある。」ついに壬生と九条の関係に亀裂が入る。これには裏があるのか、それとも…九条を執拗に追いかけた嵐山にとってはチャンス。次巻も楽しみ。拷問シーンが強烈でげんなり。。2023/11/18
笠
8
3.5 新刊読了。ここまで読み進めてきても、九条の行動原理がさっぱり分からないんだよなー。法は平等だから依頼人を選り好みしないってだけなら理解できるんだけど、今回は明らかに積極的に壬生を援護しにいってるよな。しかも、犬飼が京極の息子を殺したという罪を知っていながら、黙秘を指示して死体遺棄のみの立件に持っていこうとするのは、明らかに弁護士倫理に悖る…というか犯人隠避そのものじゃん。で、実際逮捕されるわけだが、読者として主人公を全然応援できないし、共感もできない。何がしたいんだろう、九条は。2023/11/07