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出版社内容情報
借金完済を目前に、新九郎、大いに困る!
文明十三年、家の財政の立て直しが急務の新九郎。
節約に節約を重ね、父の無駄遣いを取り締まり、家来は空腹に耐え、
ようやく借金完済の目処が立ったーーー矢先。
家来の一人に多額の借金が発覚し、
助けを求められる事態に……
武士としては見捨てるわけにはいかない。
そんな新九郎に、周囲は家来の分とあわせて「徳政」という借金をチャラにする制度の申請を勧めるが!?
真っ当に返済したい自分の気持ちとの間で葛藤した新九郎の決断とは……
無職、借金、独身―――
新九郎が抱えるそれぞれの悩みが大きく動く、人生勝負の最新刊!
【編集担当からのおすすめ情報】
初恋相手は憎き(?)従兄の家に嫁入りしてしまった新九郎。
その後は領地や家族の問題に取り組むなど、仕事に邁進してきましたが、
ついに…?ついに彼にも結婚フラグが!
借金はもちろん、就職活動にも光が見え、
少年だった主人公の人生の節目の数々に感慨深さもひとしおです。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
118
就職問題と借金問題に一定の目処はついた。が、就職先である将軍義尚が自宅に来襲。…自宅がイキナリ社長宅にされてしまうのは溜まったものではないだろう。「あまちゃづる~」でも笑ったのであるが、今までありそでなかった、「烏帽子をちゃんと冠れ!」というのをギャグにするのはゆうき先生クラスの名人上手にならねば不可能であろうと思った。おっさんとブサイクを魅力的に描けることが最低要件になるからである。ああ、14巻が楽しみであることだよ。2023/04/13
sin
43
借金の返済に苦心する新九郎の姿は、時代は戦国の先駆けとはいえ今も昔も変わらない苦労だ(九郎だけに…)、とはいえ様々な策で財政の立て直しを計る彼を時代は徐々に巻き込んでいく…彼自身は先ずは無役返上で申次の役につき、そして次に控えるは縁談…あまちゃづる~♪2023/04/12
mahiro
40
新九郎もすっかり良い歳になったなぁ、弟弥次郎は養子に行き、相変わらず無役で家の借金を減らすため奮闘、借金で首が回らないのは江戸時代の大名も変わらないなあなど思う。漸く役職を得て将軍家に仕えるが義尚は新九郎をただ慕っていた幼少の頃とは違っている、まだ生真面目な新九郎はまっすぐぶつかって諫言などして勘気を受けるのではなど先が心配だが…新九郎が師事している一休禅師の対立派閥の春浦宗煕がなかなか面白い人物だ。しかし龍王丸九歳にもなってあんな感じか…大器晩成?2023/05/05
るぴん
35
足利義政と義尚の親子喧嘩が何ともくだらない。同じ女を取り合って喧嘩してそれぞれ家出なんて、家臣達の苦労が思いやられる。特に義尚は将軍の器ではないと思う。せっかく就職できたけど、新九郎の生真面目さでは大変だろうなぁ。次巻ではぬいと結婚かな。2023/04/15
Toska
27
弥次郎、義尚、政元と、幼児の頃から登場していた者たちが三者三様の育ち方をしていて感慨深い。親戚のおじさんのような目で歴史的な人物を見てしまう。大河だ。あと、室町の武家が当主の弟たちをすぐに出家させたり、養子に出したりする理由もよく分かった。そのまま家にいたら共倒れになってしまう。弥次郎のような思いをした人々は、当時いくらでもいたんだろうなあ。2023/04/15
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