出版社内容情報
一万 対 七百の戦いが幕を開ける!!
出雲の事代主救出のため……
同盟国の王らとともに、ヤノハは海を渡り、遂に本土・豊秋津島へと向かう!
挑むは、武力による倭国制覇を目論む軍事国家・日下。
その総大将・フトニ王は、ヤノハたち山社勢七百を、一万の兵力で圧倒すべく動いていた。
「たとえ全滅しても、必ず戦いを終わらせる!!」
あまりにもかけ離れた力の差の中、背水の陣を敷くヤノハ。
だまし合い、裏の裏をかき合う頭脳戦の後……
倭国泰平をかけた天下分け目の決戦、制するのはどちらか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
神秘の力を持った本物の「日見子」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。
この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
同盟国の王らとともに、遂に本土・豊秋津島へとわたったヤノハは、
最強の軍事国・日下相手に倭国泰平をかけた戦いを挑みます。
圧倒的不利な状況の中、ヤノハがとった作戦とは!?
そして、彼女が産んだ息子の行方は――
読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語。
人々を翻弄し、運命に翻弄される女王の物語、是非ご注目ください!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笠
5
4 新刊読了。筑紫島の軍勢を率いて金砂の事代主奪還に動いた卑弥呼。久しぶりに戦ごとで才能を発揮するところが見られそうでワクワク。ここのところ、出産や疫病などでスッキリしない展開が続いていたので、ようやく卑弥呼らしい展開が見られるか。預けた子が偶然ヒルメの元に辿り着いてしまうというのが、なんとも不穏ではあるが…。この辺りの争いというのは、フトニ王(=孝霊天皇)が息子の吉備津彦(=桃太郎)を遣わしてヒボコの一族を撃退したというのが伝説化しているようなのだが、本作のストーリーはどこまでリンクしているんだろう。2023/05/05
みごり
0
青谷?日置桜じゃん。なんか遺跡とかあるのか?ん〜…確かに、西に沼がある。2023/05/21