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出版社内容情報
甥・龍王丸の家督の行方…決着!
足かけ3年に渡り、新九郎が奔走してきた、
姉の婚家・駿河今川家の家督問題についに幕府の裁定が!!
その結果をもって、再び駿河に下り、
今川新五郎との再交渉に臨む新九郎が打つ
次なる「一手」とは!?
時同じくして京では、管領家の一つ、
細川京兆家の現当主・政元が誘拐されるという
大事件が置き、家中は混乱。
争い絶えぬ関東では、長尾景春の反乱、
古河公方・足利成氏の和睦への動きなど
情勢は複雑怪奇を極めて……
一歩、また一歩と近づく「戦国」。
そしていまだ無役・未婚の新九郎にも
人生の転機が訪れようとしていたーーー!
【編集担当からのおすすめ情報】
世が世ならアラサーと呼ばれるお年頃の主人公・伊勢新九郎!
なのに無職・独身は当時としては中々肩身が狭い状況で……
しかしそんな新九郎にもいよいよ、「良い知らせ」の気配が…!
また12集にはみんな知っている、あの愉快な「和尚様」が
登場します!! ご注目ください!
新九郎の人生、今川家の家督問題、美形神童・細川政元の誘拐事件、
関東の情勢……読みどころがぎゅぎゅっと詰まった12集です!!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
111
今川家の後継者問題は「置文の偽造」と言う力技でなんとか解決が図られた。「できの良い花押が書かれた紙に、祐筆の文書と署名が書き込まれ」てしまったものは、ただ筆者の意思が存在しない本物というほかあるまい。また細川政元は家臣に拉致られてしまうという、ムロマチ・メソッド丸出しな不可解な事件に巻き込まれてしまっているしねえ。新九郎は振り回されてばかりです。享徳の乱の図式につきましては、恥しながら、理解を放棄してしまっております。2023/01/14
sin
40
戦国時代前夜とは云うもののもはや戦国そのもの、武士と云う階級が自分たちの利権となる知行地をめぐって相争う。但し主と奉る足利将軍を頂点とする室町幕府の存在がなし崩しに戦乱へ転がり込むのを抑えている状態か!?そのかろうじて均衡を保っている状態の中にあって権力を金をも持たぬ新九郎は家の為に苦闘する。自身の地保をどう築いていくかがこれからの見物だ。2023/02/04
こも 旧柏バカ一代
40
文書改竄して甥を10年後今川家当主にすると現在家を仕切っている小鹿範満と取り決め。残り7年で相手を切り崩すと暗躍。ただ兵の動きが摩訶不思議。上杉政憲と太田道楷が参入して来ており。どうやって兵を引いたのか、、、新九郎には家臣がほとんど居ないから戦さなんてもっての外。しかも長尾景春と太田道楷は戦闘してるし、、難しい、、え?何処から湧いて出て来たの?2023/01/12
Toska
29
関東管領を「大途」と呼ぶシーンがあったりとか、相変わらず細かいところで渋い演出をしてくる。そして、そういうこだわりを気にせずとも、単純に物語として面白いのが余計に凄い。細川政元の魔少年っぷりが拝めるだけで充分お釣りが来るのである。長尾景春は平田弘史の漫画にでも出てきそうな面構えになってきた。2023/01/24
りー
27
うわぁぁぁー!関東の情勢が複雑怪奇すぎて全く分からない。読み直しても理解できる自信がない😭。何からお勉強すれば良いかしら。とりあえず、テトラルキアはどの時代のどの国でも成功した試しが無いってことで?!もう理解が追い付かないから、さっさと物語が国盗りに入ってくれないかと思うのですが、ゆうき先生、実に語りたそうな感じでこの複雑怪奇をイキイキと描いてらっしゃるからなー💦2023/01/17