出版社内容情報
魔法少女たちと魔王軍の、誰も知らない過去
魔王は死んでいない--
人間界で暮らしていた魔物たちに、激震が走る。
彼らは忘れていない。
魔王に受けた恩を、魔王軍誕生の瞬間を……
一方、キラリンの得意とする瞬間移動魔法に、思わぬ使い途が発覚!?
魔王軍の幹部ケエは、なぜ人間ではなく犬の姿に!?
ポナンザ夫妻の馴れ初めは!?
……次々と明らかになる、それぞれの過去と、選んだ生き様。
そしてついに、4人目の魔法少女・トキ江の謎が明かされる…！
『団地ともお』の小田扉が放つ、魔法少女たちと魔王軍の、誰も知らない”その後”の物語……完結。
【編集担当からのおすすめ情報】
「あのセリフには、こんな背景があったのか！」
「ふざけた設定だと思ったら泣かされた」
……コメントせずにはいられない、驚きの真実が次々と明らかに。
”日常回”のすべてが伏線、かもしれません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
blackstone
10
シュールな作品なのに、なんか感動した！第１巻の感想に書いた予想は外れたが、予想の斜め上をいく伏線回収で素晴らしかった(強いて言えば、今のキラリンの姿を見たかったような見たくないような…)。さすが読売中高生新聞掲載だけあって、魔法使いvs魔王軍と思わせつつ、魔法世界は有っても魔界は無く、魔法使い＝善、魔王軍＝悪じゃない(むしろ逆な)ところがイイ。魔王継承がアレだということは、そもそも魔王は悪者じゃないし、ということはキラリンの記憶も…)。あと、魔法使い用のマトに「たわし」は有ってもパジェロは無いのね。(笑)2023/03/04
コリエル
9
完結。1年間限定の連載として描かれたぶん、頭から尻までカッチリと伏線とその回収が為されていて読み終わった後にもう一度読み返したくなること請け合い。あつみ父がバスツアーで妙にテンション高かったのそういう事だったのかーとか、トキ江のシルエットだけ苦労してみんなに付いて行ってる感じだったのにはそんな理由が、みたいなことの全部説明がつく。描き下ろしのエピローグも読んで満足の内容。2023/02/28
みやしん
6
お見事。前巻で気になった点は余すところなく氷解する。重箱をつつくなら王子と魔王の真の正体は残った謎のままだった。裏表紙にある｢次々と明かされるそれぞれの過去｣という一文まさにその通り。萌えだけが魔法少女ではない。これだけの帳尻合わせを難なくこなす技量に拍手。主人公の父親は入れ替わった方が正解だったんだな。2023/03/31
ねむたろ@積読強化月間！！
4
よかったとても…旨味を凝縮…いいな…もしかして、現世の味の素なのかもしれない。ところで魔王の顛末に驚きつつも柴田父が魔界のみんなと仲良くなっているのエモい。みんないい方向にいっててエモい。1話目読み返したらあつみがしのぶからLINE貰っててワ…！てなった。2023/04/06
桐一葉
4
わー！！！たった2巻で終わりなん😭もっと読んでいたいよ、、、2023/03/26
