出版社内容情報
颯汰、ついに家光襲撃決行!その行方は!?
伊達政宗が病に倒れるという想定外の事態が起きた中、
颯汰、毛利、島津はそれでも将軍・家光を襲撃することを決意した。
そして、家光の喜多院参りの日を狙ってついに計画を実行。
一気に大軍で取り囲み、家光と土井利勝の拉致に成功。
さらに颯汰たちは、家光の圧政に強い恨みを抱いている牢人達の集団に二人を引き渡した。荒ぶる牢人達に囲まれ、命の危険を感じる家光と土井。
絶体絶命の事態に、彼らはどう立ち回るのか…
そして、果たして颯汰たちは家光を屈服させ、自分達の要求を通すことができるのか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
高山家の改易に始まり、これまでずっと颯汰が憎み続けてきた、徳川家光に対し、颯汰と、毛利、島津が協力し、ついに襲撃を決行します。
多くの人間を苦しめてきた家光の圧政を、彼らは止めることができるのか。さらに颯汰は高山家の独立と安全を確保することができるのか。
物語が大きく動く最新刊。是非ご覧下さい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
ついに家光襲撃計画が実行される。将軍の拉致に成功した颯太達は、直接家光に思いをぶつけることで、屈服を迫る。この、あまりにもストレートな展開が好感だ。それに応えるように、家光の徹底した悪党ぶりがまた清々しい。生真面目な颯太にとって、わかりやすく、納得できる解決法だったはずだ。しかし、ゆえに隙も生まれる。とはいえ、颯太はその油断に自覚的だ。家光の、あるだろう逆襲に、どう向き合うか、颯太。2023/04/18
げんさん
1
余は天下泰平の為に沙汰を下したまで。結果、おのれの両親が死んだとて、余はそこまで関知などできん。2023/03/28
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
作者が書くのを飽き始めているのか、それとも考え抜いた上でのこれなのか。2023/01/30