出版社内容情報
1集、発売即大重版!新ホームドラマ!
35歳、引きこもりの兄。
弟の幼馴染に恋してしまい
ラブレターを渡そうとするが--!?
他方、
年下男性を落としにかかるバツイチ姉、
兄より不穏な父、
その父もたじろぐ母と
家族の姿は“にごり”を増し…
この一家、ますます視界不良!
【編集担当からのおすすめ情報】
様々なメディアで紹介、オススメ続々!
ビートたけし氏、麒麟・川島明氏に続き、『ひらやすみ』作者・真造圭伍氏、パンサー・菅良太郎氏も絶賛!
第1集発売即大重版の最旬作品です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下鉄パミュ
8
ニートの兄ちゃんをニワトリに例えた母ちゃんとニワトリに失礼やと一蹴した父ちゃん。ニワトリさんは卵を産んでくれるし食用にもなるが、ニートの兄ちゃんは金食い虫で食ったらクソするだけの生き物。さてさてどっちが人様のお役に立っていますでしょうかね。父ちゃんと母ちゃんどちらが正解か?アンサーはあなたに委ねます。2024/04/03
くろねこ文学
8
引き続き、めいっぱい不穏。やばい親父とやばい引きこもり兄。閉塞的な田舎の状況。ぜんぶ良い意味で気持ち悪い息苦しい雰囲気を醸し出してる。でも、この巻読んで、思ったんだけど、変な家族でもなんかうまく調和を保って共同体を維持してるのでは?やばい親父と寝たきり母のお風呂シーンとか、引きこもり兄を説得する母とか。家族の意義みたいなものを再確認したような、ちょっと深い展開だった。( ̄ー ̄)2022/09/30
かなっち
5
前巻で感じた謎の恐ろしさ&ゾクゾク感が癖になり、引き続き2巻も手に取りました。29歳男性のホームドラマのようですが、全く温かみはありません。無職の35 歳兄もDVの父親も、いつその狂気が爆発するのかドキドキしまくりなのです。特に、弟に片思いの女子を取られた兄が、弟に危害を加えるんじゃないかとハラハラして。母親の一言がなかったら、今頃テレビのニュースを騒がせていたかもしれませんね。と書きつつ、一見普通に見える母親や、他の姉弟たちにも何かありそうな家族に、戦々恐々となりながら怖いもの見たさで3巻に続きます。2024/07/04
てつ
5
ますます困惑。得たいの知れない内容と展開。この「にごり」、どうなってしまうのか?怖いもの見たさの心境で見守ろう2024/03/06
笠
5
3.5 新刊読了。末吉は森田と相思相愛で幸せそうなのだが、兄貴はついに一家虐殺するのかと読んでいてヒヤヒヤしてしまった。兄を諭す母親にも底知れない闇を感じる。父親はろくでなしの部類のように見えるけど、よくいるろくでなし親父のそれ以上でもそれ以下でもない感じがある。母親は父親と絡んでいるときに見せる表情、盗人が嫌い、などの発言から、父親の不倫か何かの騒動があったことを思わせる。とすると、父親に行為を抱いていた柳さんを尾行させたのは母親なのだろうし、それ以外にも何かあったんだろうなぁ。2022/10/21