出版社内容情報
絶望の世界のさらに底。貧困街の悪夢…
『海が走るエンドロール』のたらちねジョン氏、絶賛!
ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。
植物が枯れ酸素も薄くなった世界。
しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、
わずかな酸素を作り出して生き延びていた。
そんな世界で貧困に喘ぐトーシローもまた、霊花になることを選ぶ。
霊花になるまでの時間を豊かに生きようと、もがくトーシロー。
そんなトーシローの前に、完全に「霊花」となっても動き回る
アイヴィーが現れたことで、トーシローの環境は一変する……
【編集担当からのおすすめ情報】
圧倒的な画力と秀逸な設定で表現されるのは、現代にも通底する「格差」と「貧困」の問題。舞台は100年後の未来ですが、今を生きる人にこそ読んでほしい物語です。絶望の世界であてもなく生きていくのか、植物となり残りの生に豊かさを見出すのか…人々に突きつけられる究極の選択に注目ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イヌヌモー
2
この世は地獄だ…。救われなさすぎるけど、どんどん面白さが増す。2022/07/17
Dー
1
アイヴィーの正体に迫る中で更に世界観が広がっていくのだけど、今回の貧民街がでてきてからの展開がだいぶエグい。前回登場してた親子にもスポット当たってここからどうなるんだろうか…それと八束アキラも今巻めちゃくちゃ魅力的になってる。トーシロー達の目的も定まってきて続きが気になる。2024/09/26
MH
1
嫌いじゃない。 暗澹とした世界、人間のエゴ、謎解き。 展開が早いのが更に良い。 ダラダラとロールプレイングするよりは さっさと伏線を回収していく展開に期待。2022/08/27
まなぴょん
1
貧困層へアイヴィーの住処を調べにに行くトーシロー一行。子供の転花のほうが美しく大きな木材になり、高く売れるという貧困の闇。たった一万五千円の受験申込の為に貧困層に転落してしまった一般市民の父娘…辛い。転花とはどういう事なのかを義務教育で教えてくれたら良いのに〜。2022/07/02
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
1
貧困街の薄暗さよ……2022/06/30