出版社内容情報
対ウラジオストック艦隊戦。闇の中の激闘!
ロシア・ウラジオストック艦隊と
カムチャッカ艦隊に挟まれる「いぶき」艦隊!
前面のウラジオ艦隊から40基もの
ミサイルが発射され、その撃墜を試みるが…!?
さらに前進する「いぶき」艦隊が曝されるのは、
≪電子攻撃≫ーーーーー!
レーダーを失った状態で、蕪木艦長が
編み出した作戦とは…?
東京では、初の女性総理・柳沢が
断固たる信念と共に戦況を見つめるーーー!
【編集担当からのおすすめ情報】
ミサイル前哨戦が終わり、電子の闇が海上を覆うとき、ついに艦と艦との戦闘は、次なる段階へ! それでもまだ日常へ引き返せるのか? 戦争への坂道を転がり落ちてしまうのか? 現場と指揮官の確固たる意志が問われる……!
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
119
この世界の近隣諸国は好戦的だな。 自衛隊があらゆる場面で専守防衛を掲げさせられてる中、こうなったらどうなる?とシミュレーションを読者に提示すると言うのは意義深いな。2022/06/14
saga
34
ECM(妨害電波)を先に発信したロシア艦隊と、とうとう戦闘状態になった。電子機器に依存する武器の弱みが露呈する。そして、手動での戦闘では、日本の乗員の技量が上回った。専守防衛の結果とは言え、ロシアだけに甚大な被害が生じてしまった。国際紛争は戦略的に勝つことはもちろん、政治的にも巧妙に立ち回らなければならないはず。柳沢総理の決断に興味がわくが、本作品の主題からは外れてしまうだろうな……2021/12/18
もだんたいむす
5
空気感がたまんないな。問題が解決したと思ったら、またまた問題発生で息つく暇がない展開。ドキドキする。2021/12/28
リュウジ
5
「本艦の任務は、砲撃の精度を競うことではない」「日本を守ることだろう」(P89-90)。軍人として沈着冷静なだけではなく、どんな状況下でも決して自らの使命をぶらさない。確かにこれはマンガのお話。ただ現実の世界でも、国力の差にひるまず、法を守り部下を守って闘うこのような人が艦長をはじめとする指揮官として任務に就いていますように・・・と願わずにいられない。そして、すべての責任を負う女性首相。こちらも現実の世界においてこんな人が首相でありますように。2021/10/01
てつ
4
手に汗握る緊張感、戦争か防衛か、政府と現場の判断は2024/08/01