ビッグスピリッツコミックススペシャル<br> 女の体をゆるすまで 〈上〉

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ビッグスピリッツコミックススペシャル
女の体をゆるすまで 〈上〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784098611584
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

話題のジェンダー・エッセイコミック!上巻

単行本化希望の声が編集部に殺到した話題作!!
『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました』のペス山ポピー、
待望の新刊です!!


性別欄に“どちらでもない”があると安心する
トランスジェンダー(Xジェンダー/ノンバイナリー)のペス山さんが、
意気揚々と向かったアシスタント現場で直面した出来事…

それは雇用主でもある漫画家X氏からのセクハラだった。

「女の体に生まれたからこんな目に遭うんだ…」

自身が生まれもった体を恨み、漫画も描けなくなったペス山さんが
己の過去、友人、親と対峙しつつ、
「女(じぶん)の体をゆるすまで」を描いた、
話題のジェンダー・エッセイコミックが上下巻同時発売です。


【編集担当からのおすすめ情報】
自身の「女の体」に疑問を抱いた幼少期、
ミソジニーを内包するに至った学生時代、
性被害を受けまくる女友達との決別…

この漫画に描かれるペス山さんの過去を通じて、
誰しもが一度は感じたことのあるだろう、当時理由はわからなかったジェンダーにまつわる違和感と理不尽が、
オリジナルかつユーモア溢れる筆致で解き明かされていきます。

下記、15話のペス山さんのモノローグからの引用です。

「ずっと砂利道を裸足で歩いてるみたいだった。

痛くて歩けなくなって、そのことをとても恥じた。

しかし痛みを正面から実感して、
『痛い。』『靴が欲しい。』
こう訴え続けることで、私はやっと歩けている。

痛みをなかったことにしている人も、

そもそも痛みを感じない人も、一緒に歩いている。

『痛い。』『痛い。』『全員分の靴が欲しい。』

私は黙れない。

だから描くのだと思う。」

本作が、多くの読者の皆さまへ届きますように。
みんなで前に進めますように。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふぅわん

40
辛いって言葉しか浮かばない。2022/02/25

プロムナード

4
心の傷を可視化できるひとって、自分だけでなく他人も救えるからすごい。小中学生時代の回想にでてくるひとたちのエピソードも、いろいろきついけど、そうか、そういうひともいるのねと、なんかそれだけで、読んでよかったと思います。しかしさ……性ってほんとやっかいな呪いをからだに刻んでくるよな……。2021/12/26

じぇまん

4
とても読むのがしんどい作品だけど、多角的に価値のある作品になっていると思う。意図してやってるのかわからないけど、バランス感覚が絶妙なので、1話1話がどうこうというより、ある程度読み通して、総体として見ていく必要がある作品だと思う。2021/08/09

3
4 作者初読。トランスジェンダーの作者が、アシスタント時代に受けたセクハラ被害や、子供時代から感じてきたジェンダーについての違和感などについて赤裸々に語る。作者の受けた被害は7年前の当時では裁判で勝てなかったが、社会通念が変わった今なら勝てるという。それは社会が進歩していると捉えることができるかもしれないが、何とも複雑な話ではある。性被害に限らず、パワハラやらアルハラとか、副流煙被害とか学校の体罰とかも、ちょっと前なら当たり前だったことが問題になっていく社会に、ついて行けない人はいるだろうな、とも思う。2021/12/29

Mr.deep

3
スーパーの鮮魚コーナーのバイトが居心地いい理由に「高頻度で刃物が持てて安心」ってのに一番の闇を感じた。2021/08/23

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