出版社内容情報
『テセウスの船』作者が描く本格小児医療!
患者さんたちの笑顔が見たい。
ただ、それだけなんだ――
父が新しく設立した小児病院で働くことを
決意した鈴懸真心。
病院内のスタッフとも徐々に打ち解け合う中、
小児白血病の患者・ともりんの治療が本格的にスタートする。
治療に対しても、家族との関係に対しても、
悩み戸惑うともりんの姿を見て、
真心自身も、父について想いを馳せる。
そんな中、小児外科医である真心の兄・英樹が
北広島市にやってきて――!?
【編集担当からのおすすめ情報】
本格的な小児医療漫画として
NHKや北海道新聞など、
各所メディアで大注目の話題作、3集が発売です!
今作ではついに、真心の兄であり、
小児外科医である“英樹”が登場します。
医者としてのしっかりとしたビジョンを持った英樹の登場により、
家族内での確執をぬぐいきれない鈴懸家が
大きく動きます。 ぜひご一読を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
7
患者と共に、自分も変わろうとする真心先生が好きです。確かに、安易に大丈夫は使わない方がいいのかもしれませんが、冷たい態度のDrよりもよっぽど安心できると思うのですが…。お兄さんも父親の病院で働くことになりましたが、全く正反対の真心先生とお兄さんで、上手くやっていけるのでしょうか…。真心先生は、まだ父親にも壁があるようですし…。それはさておき、莉乃ちゃんとお祖母ちゃんが一緒に、鍵盤ハーモニカを演奏する姿に感動して泣きそうになりました。早く病気が見つかって良かったですね。2021/09/04
TaHi
5
明るくやさしい主人公と、合理的でニヒルな兄。兄弟にも関わらず、対照的な二人に今後のストーリー展開が期待できる。小児医療において性善説と性悪説を突きつけるのだとしたら、自然とどちらに傾くかは明らかと思う。そうだとしたら、兄弟の心が開かれ、その結果家族の絆が復活しハッピーエンドとなるのかな。大筋が顕在化してきたように思うが果たしてそのまま素直に進むのかどうか楽しみだ。2021/10/08
てつ
4
兄の登場で物語が動く。考え方が違う2人が交わることはあるのか2023/02/21
朧
4
良い医師とは… まこみたいに、大丈夫って安心させて、そうじゃなかった時に…とも思うし、英樹みたいに、淡々と患者に接するのもどうかと思うんだよ。 それぞれの考え方があるんだと思うけど… 難しいね。2021/08/09
がっちゃん
4
救いになるならそれでいいじゃん。2021/08/02