出版社内容情報
鳥飼 茜[トリカイ アカネ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
22
リターンが始まる。いや、それはもうとっくの昔に始まっていたのだ。「新しくて、まだ見知らぬ女。無力なのは、知られてしまった私という女。知らない女になりたくて、逃げても走っても私が私を追ってくる」だから、喪失を繰り返すのか。失い続けるのか。そして、私は私に裏切られ続けるのか。アオイの死の謎を追う旅は、いつしか理津子自身を追う旅へと変貌する。暴走が加速する。書くという残酷な行為を伴って。2021/07/22
ぐりとぐら
12
うーむ。りつ子が大分やばくなってきている。これ、ついていけるかな?私。次にどんな行動に出るのかは予想出来ないので、先の展開が予想できない。2022/07/17
紅咲文庫
11
加治りつ子第三形態、怖っと思っていたら、りつ子の覚醒を柔らかな口調で切り捨てる史くんも怖っ。作家の思惑や生まれかけの何かが編集者によって引きずり出されるものであるならば、史くんこと野田さんは何をしたんだ。まきちゃんの賢さと小池くんの普通さがあってこそ、りつ子の仄暗さが際立つ。2021/04/10
ノビコ
4
ますます謎な加治理津子。早く怒りの源を知りたいけど、終わってほしくないからまだまだ遠回りしてほしい。まきちゃん可愛い(・∀・)2021/04/06
永遠子
4
こわいー。理津子はもちろんだけど、皆なんとなくちょっとずつおかしい。理津子の顔がどんどん変わって、〝壊れて〟いく過程がこわい。2021/04/01