講談社文庫<br> 魔境の女王陛下―薬師寺涼子の怪奇事件簿

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講談社文庫
魔境の女王陛下―薬師寺涼子の怪奇事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062930567
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



田中 芳樹[タナカ ヨシキ]
著・文・その他

内容説明

日本中を恐怖に陥れた殺人鬼を追って、警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田準一郎らを連れてシベリア奥地を大追跡、犯人が潜伏する秘密都市へ向かった。そこで一行が見たのは地獄のような光景と恐るべき陰謀、とうに滅びたはずの幻の巨獣!?人智を超えた敵に、お涼さまは常識越えの作戦で挑む!

著者等紹介

田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年『緑の草原に…』で第3回幻影城新人賞、’88年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

67
とにかく全編に東日本大震災での放射能漏れに対する日本政府への痛烈な批判と皮肉に満ちた記述に満ちている。そのことからも解るようにこのシリーズは不甲斐ない、もしくは自分の求める理想や道徳的に悖ることが世の中に起きると、それを痛烈に罵倒するため、つまり作者のストレス解消のために書かれているのだろう。これら国家権力に屈しない至高の存在である薬師寺涼子はいわば作者の代弁者で、つまり政治に、行政に不満がなければこのシリーズも新作が生まれないし、新作が生まれるときは日本の政治がおかしいと作者が感じたときなのだろう。2015/08/26

はなん

33
本当に久しぶりの田中芳樹作品。そしてお涼様。ドラ避けお涼は健在で今回は海外脱出(!?)で泉田くんとの息の合った所やチームの面々が変わらずいたのはとっても楽しかった。やりたい放題言いたい放題もまた、この作品の魅力の一つであるので。でも今回はちょっとおとなしめ?かな?も少しアバレテ…以下略(笑)ある部分に関してはいろいろな意見があるとは思います。そして私も初めて少し抵抗感がありました。でもこれもまた田中芳樹作品だよな、と思って受け止めています。だから、ね。次は創竜伝の文庫の続きを…出してもらえないかなあ(笑)2015/04/14

NADIA

29
世界有数の資産家令嬢でありながら、最高級の美貌と頭脳を持つキャリア警察官僚。という呆れるほどのチートな設定のヒロイン薬師寺涼子。性格と根性はひん曲がっているという設定だが「強きをくじき弱きを助く」という結果オーライなストーリーがばかばかしいほど爽快で、結構好きなシリーズだ。毎度、敵役は人間ではなく妖怪や怪獣なのだが、今回はあれれ??ちょっと中途半端な感じが否めない。それでも異国で大暴れの女王様の勇姿に満足。あー面白かった(^^)2019/02/15

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

24
原発などに言及していることに反撥している連中がいるが、どだい田中芳樹氏の作品を読む資格がない。氏の作家的立場は最初から反権威・反権力であり、理不尽さに対するアンチであることに揺るぎはない。娯楽作品であっても、作家がエンターテインメントを追及するだけでないことを知ってもらいたいもんだ。2015/03/31

おばけりんご

21
薬師寺涼子シリーズ最新刊。今回の舞台は、シベリアです。日本から逃亡した殺人鬼が秘密都市に潜伏しているという情報を聞いてお涼様達一行は逮捕に向かうのですが…。今回もお涼様の毒舌と曲線美が大活躍です。泉田警部補も観念して婿入りしてしまえばいいのに…と思ってしまった。貝塚巡査や阿部巡査もそう思っているに違いない。サーベルタイガーも出てきますが今回は怪奇ものは少なめです。ロシアマフィアと派手な銃撃戦です。次回は地底人かな。怪奇ネタもソロソロ難しそうなので。2015/07/08

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