出版社内容情報
二人は旅のゴール、真脇遺跡へ…!
青春の純度最高潮! あのキスの続きを描く最新刊!
『富士山さんは思春期』『猫のお寺の知恩さん』のオジロマコト最新作は
能登を舞台に描かれる“眠れない”高校生の青春。
一瞬のような永遠のような二人きりの夏合宿で、
眠れない不安を打ち明けたガンタにイサキは……
現実の、あらゆるしがらみからきりはなされたような日々、
星空を求めて、二人の旅はゴールの真脇遺跡へ――
<各界のクリエーターから絶賛の嵐!>
漫道コバヤシ漫画大賞「甘酸っぱい賞」受賞!
NHK「あさイチ」で紹介されるなど、
このまぶしすぎる物語に各界から注目が集まっています。
※インソムニア=不眠症
【編集担当からのおすすめ情報】
青春漫画の旗手としてヒット作を生み出し続けるオジロマコト先生の最新作!
読めば登場人物たちと一緒にウトウト、ゆらゆら、優しい眠りに誘われます。
そしてこれまでの作品からよりまっすぐに、相手を想う強い気持ちと、
かつてない胸がキュンとするような心地よい切なさを描いた、
まさに最高傑作と言える内容です。
ファンの方も、初めての方も、ぜひこの傑作に触れてみて下さい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
78
この巻が幸福の絶頂なのではと感じてしまう。曲と中身にとって、この上ない幸福な夏。しかしあまりの幸福の陰で、曲の近い将来に何かが起きる暗喩を感じる。それは今まで示されていた幼い頃からの体調によるものだろう。この二人に哀しい結末が訪れないことを願わずにはいられない。合宿の目的も果たし、二人が互いの気持ちを確かめ合う。その瑞々しさと幸福。曲の手を取った中身は、この幸福が離れていくことを心の奥底で感じたのかも知れない。オジロマコトさんの作風で哀しい結末が訪れることは考え難い。先が気になる。次巻の発売が待ち遠しい。2021/05/20
ぐうぐう
25
1巻の頃と比べると、あきらかにコマ割りが大きくなっている。と反比例して、セリフは減っている。この変化は何を意味しているのか。オジロマコトの、絵で伝えたいという強烈な意志がそこからは窺える。その試みに、オジロの画力は充分過ぎるくらいに応えている。二人が相手をスマホとカメラで撮り合う場面を見開きで描いたページが、今巻の最大の見せ場だろう。もちろんそこにも言葉はない。けれど、その見開きのページには、二人の気持ちが存分に込められ、放たれている。2021/04/17
そうちん
7
お互いの気持ちを知りつつ、この美しく、幸せな場所が、ずっと想い出になるように。2021/05/28
うーよー
6
毎回毎回最高で、読み進めば読み進むほど良くなっていく。これはなんだ。青天井だ。いや広がる空は満天の星空だ。 「一生好き」か。きっと心の中は伊咲で一杯なのだろうから、その言葉が出てくるのは自然なことだ。心を一度空っぽに出来て、「自分の好きなもの」で満たせるのが、夏休み。子供達に与えられた最高の時間。西瓜を齧りながら、夏を思い出しながら、この作品を読めて、今の自分も最高に幸せだ。2022/09/10
geki
6
最高の夏。涙が止まらない。最後の夏にならないことを祈っています。2021/08/08
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