ビッグコミックス オリジナル<br> 赤狩り 〈8〉 - THE RED RAT IN HOLLYWOOD

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ビッグコミックス オリジナル
赤狩り 〈8〉 - THE RED RAT IN HOLLYWOOD

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  • サイズ コミック判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098607235
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

俺たちの映画の行方は何処へ!?


二大強国の冷戦が深刻化し、米国で吹き荒れる赤狩りの嵐。
ソ連の力に脅威を感じた米国政府はハリウッドの著名な映画人を
共産主義者であると告発していく。その内、召喚や証言を拒否した
主要な10人”ハリウッド・テン”を有罪にした非米活動委員会。
ハリウッド・テンの中心的存在ドルトン・トランボは他人の名前で
脚本を書き、『ローマの休日』、『黒い牡牛』を脱稿。アカデミー賞を
獲得。カーク・ダグラスは新作『スパルタカス』の脚本をトランボに依頼する。
FBI・Aキビーは右派のコラムニスト・ヘッダホッパーと組んで
トランボをこの作品の脚本から降ろそうと画策するが、作品は無事公開になる。
新大統領のケネディーが作品を絶賛したことを機に、『スパルタカス』は
大ヒットする。赤狩りを台無しにされたキビーの怒りの矛先は…!?

【編集担当からのおすすめ情報】
山本おさむ氏の緻密な作品作りをご堪能ください。
また巻末の山本氏による作者註を読むと作品に対する感動の深みが増します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

14
『スパルタカス』がついに上映となる。「脚本 ドルトン・トランボ」のクレジットが、スクリーンに映し出される。非米活動委員会から召喚状が届いて、ここ来るまで13年の歳月が経った。反乱軍の奴隷達がスパルタカスを庇って「私がスパルタカスだ!」と次々に名乗りあげる、あの名場面に込められたトランボの想いは、現実の物語となって、赤狩りという分厚い壁に小さな穴を開ける。ブラックリストに載せられていた人々が映画界に復帰し始め、国外追放処分を受けていたチャップリンがアカデミー賞で名誉賞を受賞し、(つづく)2020/11/23

ムーミン2号

7
ダルトン・トランボ脚本の『スパルタカス』はキューブリック監督、カーク・ダグラス主演の映画で、『ローマの休日』などでは偽名でクレジットされていた彼が、その本名でのクレジット作品である。下降気味とは言え、まだ赤狩り的運動も(実際上映反対運動などが劇場の前で行われていた)盛んな時期に、彼の名をクレジットすることにこだわったカーク・ダグラスらの情熱は前巻までに描かれているが、今巻では、その映画をJ.F.ケネディが観に行って、穏やかな肯定の意を表したため、その後赤狩りは急速にすぼんでいく。(続く)2020/10/10

3
4 新刊読了。『スパルタカス』は見たことないが、奴隷のスパルタカスの代わりに大勢が名乗り上げるシーンをブラックリスターと周囲の協力者に重ねるところは古典的だけどグッとくる。黒人の自由民権運動を支持して新大統領に就任したケネディが、『スパルタカス』に好意的な感想を述べて融和路線を示したことで、赤狩りは一気に終焉に向かっていく。本来はここで物語が終わるはずだったらしいが、FBIとケネディの対立を描くために延長戦。しかし、イデオロギーの対立って全く国益にならないというか、不毛だよなぁ。2020/10/05

午睡

2
発売が待ち遠しい山本おさむの最新作。この漫画家は聾唖者の甲子園出場を描いた「遙かなる甲子園」や聾学校を舞台にした「どんぐりの家」など、ドキュメンタリーの迫力を持つ作品を得意とする人だが、本作「赤狩り」では1950年代に猖獗をきわめた赤狩り=マッカーシズムの史実を掘り下げ、ハリウッド映画の裏面を描いてみせた。映画を観るだけでなく、脚本を読み込み、さまざまな映画人の評伝を読み込んだうえで、緻密に描かれた傑作だ。教えられることも多い。赤狩りを支えた非米活動委員会が廃止されたのが、やっと1975年だったとは。2020/11/20

ぴっちゃん

2
「スパルタカス」、観てみたい。さしもの赤狩りも、公民権運動の盛り上がりとともに終焉に向かう。でも本当の終焉は1972年のチャップリンの表彰まで待たねばならなかったのかと思うと「自由の国」アメリカの闇は深かったのだと改めて思う。フィクションということだが、トランボが刑務所で知り合った囚人セシルとその娘のエピソードに涙。ケネディ大統領兄弟のその後の悲劇はわかっているが、もしそんな事件を免れることができていたら、どういう政治をしたのだろうかと思ったり・・・。対キューバ問題も。2020/10/17

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