出版社内容情報
迫る敵はロシア! 米艦隊接近、緊迫2集!
北極海上で
ソナーを拾得した「ディオサ号」と
曳航する海自護衛艦「しらぬい」を
ロシア製無人攻撃機群が容赦なく襲う…!
そんな中、初の女性総理・柳沢は、
ソナーを欲する米軍の圧力を退け、
秋津群司令が乗る「いぶき」に
現場海域への急行を指示…!
米、ロシア艦隊も動き始めたその夜、
ロシア最新鋭戦闘機が突如
「しらぬい」蕪木艦長の前に出現し…?
【編集担当からのおすすめ情報】
地球温暖化のせいで北極の海氷が後退したため、極東とヨーロッパを結ぶ最短ルートとして、注目されているのが北極海航路。当然そこでの既得権獲得競争がすでに始まっている!そして日本も、そこに否応なく参加せざるを得ない。現実と隣り合う骨太なドラマ・新時代軍事物語!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
147
こんな総理が日本にいれば良いけど、バカばっかりが政治家になるからなぁ。現実味がない笑 そうかジパングで草加と角松が、あっそれは国防軍だったな。 北極海のロシアは威勢がいいなぁ。再びいぶきが現場へ。 また尖閣のような感じになるんかな? 結局尖閣は支那とどう決着を付けたのかな?そこも気になる。その続きの話と思うから。2022/06/09
saga
39
未確認の敵の攻撃はなんとか防いだ。しかし、北極海は日・露・米の三すくみの様相を濃くしていく。そのうえ、ディオサ号は拾得物の存在を全世界に配信、ロシアは民間船ディオサ号の拾得物の所有権を主張して、前面に出てきた! 護衛艦しらぬいがディオサ号を曳航する限り、国際的な衝突は避けえないという緊迫感が伝わってくる。2020/11/08
山口透析鉄
22
今、読むと、やはり現実の政治の現場との乖離も感じ、比較してしまいますね。 劣化したマスメディア、TVだけを見ていたらロシアが悪者としかならないのと一緒で。他のコメントを見ても、想像通りの内容が書かれていたりで。 Jアラート1つでどうしようもない対応ばかりの現実とも対比してしまうんで、あまり作品には入れないですね、案の定ですが。2023/06/12
Ken D Takahashi
7
初の女性総理により群司令秋津率いる「いぶき」が北極海へ向け出撃する。そして、いよいよ謎の物体はロシアに依るものと判明。世界警察を気取る米国があからさまに介入し北極海は一気に火薬庫となる。熱くはあるが、冷静に対処する蕪木艦長が中々格好良い。また、柳沢首相や調査責任者アニタの両女性の毅然とした態度が何とも心地好い。北極海での三竦みはまだまだ熱くなること必至であります。2021/01/16
ちゃーりー
7
ソナーを奪回しようとするロシアに対する、アメリカの介入が、前シリーズとは大きく異なります。ロシアの駐在武官が述べているように、様々な国家、民族、宗教、文化と接する長大な国土ゆえ、断固たる強い意思がないと、国家の存立基盤を揺るがしかねないのでしょう。彼らにとっては、我が国の北方四島なんて、実際のところは取るに足りないもの、かもしれません。が、それでも固執するのは、そんな国家観もあるのでしょうか。2020/11/02