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出版社内容情報
ほんの一瞬、写真に写し出される人生
黒いハットと黒いマントに身を包み、
消えそうなもの、なくなりそうなものを撮り歩く
写真屋・谷遠可不可(こくとう・かふか)。
カフカは、街で出会った人の写真も撮るのだが、
撮られた人物がその写真を見た時、
ほんの一瞬だけ、不思議なものが見える…
山川直人氏が描き出す
唯一無二の世界観に浸れるショートストーリー13話収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
ビッグコミックオリジナル増刊で大好評連載中の心安らぐ写真屋奇譚。
世の中が急速に移り変わる今だからこそ読みたい作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地方書店員の髙橋
6
大好きな山川直人さんのコミック。絵のタッチがとても好きです。 消え去りそうなものを撮る写真屋。彼が撮るものには撮られた人の人生の大切な思い出が一瞬映し出される。 一話完結でそれぞれ独立していますが、緩やかにつながる登場人物たち。独特の不思議な世界観に浸りました。10話と13話が特にお気に入り。2020/03/30
Susumu Kobayashi
4
山川直人作品のファンである弟から貸してもらって読む。谷遠可不可(こくとおかふか)は「消えそうなもの、なくなりそうなもの」を撮影するのが趣味でもある写真屋。独特な描線が独特な雰囲気を与えている。感想の書きにくい作風だ。2020/06/27
かぼちゃおばば
1
コロナの恐怖でで閉塞感や緊張感の日々 息子の本を読む。肩の力が少し抜ける。当たり前のことを幸せだと思う、そんな平凡な日々(どれだけ重みのある事か知る)が一刻も早く戻ってきます様に。2020/04/01
TaHi
0
写真家カフカの不思議な写真に癒される登場人物に感情移入できて、自分自身も消えゆく過去の名残に癒されました。2020/10/03
ころっぷ
0
何気ない日常の中にも、気が付かない内になくなってしまったものが沢山ある。物や人がなくなってしまっても、覚えている人がいれば、それはなくならない。最初からなかったのとはちょっと違う。こうして漫画で記録された架空の人物の架空の思い出も、読者が覚えている限り、なくならない物語として生きているのだろう。何時もながら素晴らしい絵と、愛らしい物語だ。 2020/05/30