ビッグコミックス スピリッツ<br> スカイフォール 〈1〉 - 消し尽くせぬ夏の光

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ビッグコミックス スピリッツ
スカイフォール 〈1〉 - 消し尽くせぬ夏の光

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  • サイズ コミック判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098602186
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

戦時中の広島へ高校生がタイムスリップ!

原爆が投下される直前の広島に、
時空を超えて飛んだ現代の高校生。
原爆被災地となった広島で
オーバーラップしてくる3.11の記憶・・・・・・

【編集担当からのおすすめ情報】
戦後35年の1980年に綴られた『慟哭?この思い風化させまじ?』という手記があります。その手記の中で、かつて息子を原爆で失った母親はこう語っています。
――(被曝遺族の体験談を)語ろうとすればオロオロと、いつも胸がいっぱいになり、心はますます閉ざされて、「忘れてしまったのか」と非難もされた。
(中略)
毎年その日(八月六日)は、私は誰もいないところを求めて思い切り泣くことにしている。その八月六日が何度もめぐり、そうして去って、「この悲しみがわかるものか」とかたくなな三十余年が過ぎた。
(中略)
人生の終着駅近くなったことを痛感し、黙し続けてきたことにたまらない焦燥感を覚えるようになった。いま残しておかなければ、この戦争の残酷さ、非情さを知らぬ人ばかりになると、はじめてペンを取る決心をしたのである。

この手記がきっかけで『スカイフォール?消し去れぬ夏の光?』は生まれました。

三門 ジャクソン[サンモン ジャクソン]
著・文・その他

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

13
○ 修学旅行で広島に来た高校生、南陽太(みなみはるた)。原爆ドーム見学中、彼が開いたドアの先は昭和20年8月6日、原爆投下直前の広島だった。南はこの時代の少女、重高佐和子とともに爆心地から出来る限り離れようと自転車を漕ぐのだが…。原爆でたくさんの命が奪われた事と、震災で家族を失った事を重ね合わせた南は重高さんを守ることを決意する。「知ってるんだ、この先何が起きたかを」。最初に読んだ時は、なぜ周囲の人も助けないのかと思いましたが、その場にいたら自分の事で精一杯でしょう。胸を締め付けられる物語です。2019/03/25

AM

3
傑作。ぜひご一読を。個人的には終盤で主人公が好きなバンドの名前をつぶやきながら木を殴るシーンが素晴らしいと思います。2019/03/10

プロムナード

2
タイムスリップという設定や重いテーマとは関係なく、まっすぐ前を向く重田さんと不安に呑まれそうになりながら必死に行動する南くんという、血の通ったふたりのキャラクターがこのマンガ最大の魅力です(あと、いびつで印象的な絵の力も!)。つまりは、私たちはこの残酷な世界にどう向き合うのかという話なんだなと。作中でハイロウズ「日曜日よりの使者」が流れたとき、口ずさみながら、涙がこぼれて仕方がありませんでした。“たとえば世界中が どしゃ降りの雨だろうと ゲラゲラ笑える 日曜日よりの使者”2019/05/04

otmsy

1
8月6日と3月11日、どちらも途方もない出来事が起きた日です。これを「想像もつかない」という言葉に閉じ込めるのではなく、想像してみましょう、と呼びかけているように思いました。 こんな風に書くと真面目一辺倒な漫画に見えますが、主人公とヒロインは魅力的なので、多くの人の目に触れてほしいですし、巻末の言葉が2巻にどのように繋がっていくのか、とても気になります。2019/04/15

たいやき

0
続きが気になるけど、広島の原爆投下と311を題材にこの物語を書く作者の背景にもとても興味がある2021/03/11

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