出版社内容情報
音楽と人間の「リアル」を描く話題作。
SNS、音楽界隈で話題。
“現代”のリアルを捉える挑戦作、早くも話題の第2集。
―――――――――――
「うちの世界は、確実に変わったもん」
――部屋で趣味の音楽を一人奏でていた
清澄を連れ出し、路上ライブを決行した潮。
潮がアップした動画は拡散されて、
一瞬フォロワーは増えた、けれど…
世界は、何も変わらなかった。
しかし――ひとりの男が、清澄を訪れる。
清澄と過去を共にし、
現在も音楽で“生きる”男。
“誰かの心”が動いた――
それは、大きな変化の始まり。
【編集担当からのおすすめ情報】
アーティスト、Tempalay 小原綾斗――叫ぶ。
『「バズる」とゆう不確かで浅はかで薄っぺらな評価に
翻弄され麻痺してゆく現代の音楽家たちよ。
もがけ。突き抜けろ。 』
―――――――――――――
「湧き出るから放出する。それだけでよかった」
――部屋にひとり籠もって音楽を作り、奏でる男・清澄(キヨスミ)。
「隣にいられるように、なんでもやってあげたい」
――清澄を世に出したいと、SNSで押し出そうとする女・潮(ウシオ)。
「バンドのチャンスなんて、1回あるかないかやろ」
――遊びではなく、音楽で“食っていこう”とする男・陸(リク)。
読めば、きっとどこかに”貴方”がいる。
今を生きる人々に送る、現代のリアルがここに。
むつき 潤[ムツキ ジュン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
17
SNSの時代。誰も知らない素人が一夜でスターになることを可能にする、それは時代。潮が背中を押し、決行された清澄の路上ライブ。拡散された動画は、しかし世界を一変するには至らない。「バンドなんかやっても、悲しいことしか起こらんて」誰かに聴かせるつもりもなく、自分のためだけに音楽をやる。そんなスタンスの清澄が、再びライブをする。しかもユニットで。「蛇口ひねったら水出るみたいに、音楽がもう聴けたし、PCいっこあれば自分でもつくれた。無理に作曲してたわけでもない。湧き出るから放出する。そんだけでよかった(つづく)2019/01/17
ピロ
13
面白くなってきた。けど、やっぱり絵がイマイチと度々思ったり。久々に「TO-Y」読みたくなった。2020/02/17
むきめい(規制)
6
ライブもやったし、順調じゃないですか!2020/02/27
GORIRA800
4
なんか音のない映画みたいな感じ すごい静か、でもゆるいとか退屈とかじゃない心地よい静かさ この雰囲気ええわー2023/04/29
やっちゃん
4
☆☆☆☆★ 星4つ2020/02/20
-
- 和書
- ひとりで学べる経営学