出版社内容情報
最期は最愛の人と、最愛の場所で。
将来を嘱望される外科医だった天道陽は、
妻を過剰ながん治療で失ったことを機に
在宅医へ転向した―――――
余生を送る場として、また臨終の場として
自宅を選んだ患者に寄り添う天道は、
日々近づいてくる“死”と、
まだ続く“生”と向き合いながら、
患者のもとを巡り、奔走している。
【編集担当からのおすすめ情報】
新聞・テレビで激賞!!
医療現場はもちろん、歯科業界も大注目!!
日本の終末医療の在り方を問う、医療コミック!!
自分自身が、愛する人に終末医療が必要となったとき、
あなたはどうしますか……?
誰もがいずれ迎えることになる最期まで、
どう「生きるべきか」を考えさせられます。
日頃、目を背けてしまいがちな「終末医療」を、
本書を通じて見てみませんか?
魚戸 おさむ[ウオト オサム]
著・文・その他
大津 秀一[オオツ シュウイチ]
企画・原案
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
72
いつもながら魚戸さんの絵を楽しみながら在宅医療についての意味を考えています。私も年寄りなのですが将来医療の世話にならないとも限りません。そのときにどのような決断がいいのかよくはわかりません。ただこのようなコミックを読んでいると100点満点の解決はないということなのでしょう。いい人ばかり出てきます。2018/12/16
ちぇしゃ
8
息子を思う親、親を思う患者である息子。この構図、ターミナルケアで顕著になっているけど、そうじゃなくてもよくある問題で、あーもう!と思うところは多々ありますが、感想としては、この手の問題の主人公が抱えるジレンマはもう少し掘り下げてくれたらなあと。いやしかし、この漫画、主人公は誰なんだろう?天道先生「良い人すぎる」ので、なんだろう、単なる狂言回しに過ぎない印象があるんだよね。少し人間らしくない。2019/05/16
Takao
1
2018年11月4日発行(初版)。第33話から第40話までを収録。第36〜38話の「母帰る」の母と息子の話が特に印象深かった。2021/07/06