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出版社内容情報
空海と最澄!激動の時代に立ち向かう二人
既刊重版続々!
唐で留学生として学ぶ空海は
期間20年の決まりを破って、日本帰国を目指す!
一方、ひと足先に帰国した最澄は
桓武天皇の崩御による政変に巻き込まれていく…
8世紀の平安期、二人の天才・空海と最澄を
おかざき真里が華麗かつ剛胆な筆致で描き出す
圧倒的歴史大河ロマン第8集!
【編集担当からのおすすめ情報】
東京国立博物館特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」でのグッズコラボ、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪 歩いてわかる弘法大師・空海」におかざき氏出演と話題が続いている注目作です。歴史が大きく動き始め、新たな展開を見せていく第8集、是非ご一読ください!
おかざき 真里[オカザキ マリ]
著・文・その他
阿吽社[アウンシャ]
監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
41
第二巻初登場時の桓武天皇は左腕に鷹を従え一言「愛」と呟く。即位後、遷都、蝦夷征討、旧仏教勢力の排除と改革に取り組んできた彼の行動ベースは愛にある。全ては民を思う心から発したものだから正しいはず、というのが彼の考えだ。ところが政策は全て裏目に出て、民が天皇に向けるのは愛どころか恨みや憎しみだ。最大の誤算は後継者に選んだ安殿皇太子(のちの平城天皇)だった。愛は諸刃の剣である。桓武天皇晩年の安殿皇太子の行動ベースも愛にある。父親からもらえなかった自己肯定の言葉をくれた藤原薬子に、安殿皇太子が傾くのは自然な流れ。2018/08/09
るぴん
27
レンタル。最澄に続き、空海、逸勢も帰国。都では桓武帝が崩御し、平城帝が即位するも凶事が続く。リィフォアはどうなったんだろうとか、坂上田村麻呂はいい奴だったんだとか、伊予親王母子が不憫とか、感想が上手くまとめられないけれど、とにかく面白かった。参考文献の数が凄い‼︎2018/09/21
でんか
16
一般漫画。そんなわけで、空海と最澄の物語8巻目。ようやっと空海が日本に帰ってくる巻。そうは言ってもまだまだみちのりはとおいようだが。メイン二人もそうだが、脇キャラも色々ある。桓武天皇崩御。薬子さんの悪女っぷりがすごくインパクトあり。ちょっとのコマしか出てないのに何だろうあの存在感!リィフォアとの別れも心に残った。どのエピソードもすごく印象的で、画像的で、ギュッと濃縮されていて、歴史のうねりの大きさにめまいがしそうだ。坂上田村麻呂がたいへんいいキャラ。また次の巻が楽しみ。2018/08/17
橘
14
桓武天皇が崩御して安殿親王が即位したけれど、不穏でしかない。即位式、、藤原薬子は禍々しいし。伊予親王が亡くなったの悲しいです。最澄は本当に運が無いなぁ、坂上田村麻呂には気に入られてるみたいだけれど。空海も、翳りゆく唐から帰国したけれと大宰府に留め置かれて不遇。でも大宰府の開山式凄かったですしきっとこれから。2021/04/03
こぽぞう☆
13
橘逸勢の妹、檀林皇后でたー。まだ皇后じゃないし、夫も天皇になってないけど。平城天皇の狂気がよく出てるな。最澄、空海はもちろん素晴らしいのだけど、ふたりとも聖人。凡人の読者としては周りについ目がいってしまう。2018/10/09