- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 小学館 ビッグCスペシャル
出版社内容情報
“ハレンチ大戦争”勃発!!
漫画界のレジェンド永井豪の出世作にして、
ギャグ漫画史上最大の衝撃作が、
「ハレンチ学園」50周年を記念して復活!!
ハレンチな聖ハレンチ学園と
ハレンチを許さない大日本教育センターが
繰り広げる衝撃的展開“ハレンチ大戦争”勃発!!
超絶怒濤の[第1部]クライマックスへ!!
第3集、堂々刊行!!
【編集担当からのおすすめ情報】
「少年ジャンプ」創刊号から掲載され、
一部の社会から過激に取り上げられ
多くの子供たちの心を鷲掴みにした本作。
日本の漫画史上において、エポックメーキングな
作品の表現方法や作品性など提示し、
今日までに多大な影響を与え続けてきた傑作が
連載50周年を記念して復刊刊行!!
「ハレンチ」を知る人も、知らない人も必携必読です!!
永井豪とダイナミックプロ[ナガイゴウトダイナミックプロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
生徒のヌードを撮ろうとする教師の欲望は、新しい生徒獲得のために現生徒の殺害計画にまでエスカレートする。この過剰化する物語の落とし前は、もはや戦争しかないということなのだろう。大日本教育センターとハレンチ学園との全面戦争では、血しぶきが飛び、生徒達の首が舞う。ギャグからシリアスで残酷な描写への変貌は、作者である永井豪をキャラクターが批判するメタフィクションにまで至る。すべてが死に絶え、焦土と化した学園に血の夕陽が落ちていく場面を、当時の読者はどういう思いで読んだのか。これを衝撃と言わずして、何を衝撃と言う?2018/08/02
もくもく
2
実はワタシは、ハレンチ学園(第一部)は、ジャンプ本誌でリアルタイムに読んだ世代なんですけど、「ハレンチ大戦争」はかなりトラウマチックに記憶に残っています。 リアル世界の低俗漫画批判に、マンガの中からメタフィクション的に反論して、過激にエスカレートするそのストーリーは、これだけでも歴史的なマンガとして記憶されるべき作品かもしれません。 ネタバレですけど、特に戦場に忍び込んで一儲けを企む山岸の両親が、それと気付かぬ山岸の狙撃で殺されてしまうシーンなんて、どれほど怖かったことやら…。 本巻で第一部は完です。2018/09/27
やいとや
0
漫画史上に残る「事件」であるハレンチ大戦争編。何度読み返しても、凄まじ過ぎて言葉を失う。現実の『ハレンチ学園』という作品への弾圧を作中に取り込み、何千倍もの表現にして叩き返す永井豪の天才と狂気が煌めき捲る。教育委員会軍団が学園に戦争を仕掛け、児童に至るまで虐殺していく展開の凄味が、「表現の自由とそれへの良識という弾圧」に仮託される獰猛なる表現の恐怖感が、未だにリアルな物である事が凄い。この後の4部は作者も燃え尽きた後の引き伸ばしなので、問答無用でこの作品はこれにて完結。2022/05/23
うぃ
0
1.0 記憶よりもちょっと早めに問題のシーンと言うか展開。さすがにこれはよく覚えてた。これを描くに至った理由とか経緯も、まあ知っていはいるけれど、でも今読んでもこれがいいとは思えないね。2019/08/04